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                | 最後までやるだけだ。俺がゴロツキじゃねえことを… 初めて証明できるんだ。 
 若きシルベスター・スタローンが3日で書き上げたという脚本「ロッキー」は、まったく売れない役者でもあったスタローンに希望の光をもたらした。
 
 低予算作品となってしまう事を条件に主演をもぎ取り、ハリウッドのスターに躍りでたシルベスター・スタローン。
 世界チャンピオンと互角のファイトを繰り広げるという奇跡を起こす、4回戦ボクシングで日銭を稼いでいた場末のボクサー、ロッキー・バルボア。
 
 チャンスは一度あるかどうか。
                  そのワンチャンスを逃さずつかみとったものだけが、アメリカンドリームを手に入れる事が出来るのだ。単純明快なサクセスストーリー、アメリカンドリームの体現に二人の姿が重なる。
 
 泥沼化したベトナム戦争、政治不信。若者に蔓延するドラッグ、暴力。
 ロッキーは、そんな先の見えない混沌としたアメリカ社会の希望の光ともなったのだ。
 
 ボクシング映画の形をとりながら、大いなるラブストーリーへと昇華していく「ロッキー」。
 人生を賭けるチャンスに迷うロッキーに大きな影響を与える恋人エイドリアン。
 のちに義兄となる甲斐性無しのポーリーとの愛憎まみえたクサレ縁。
 ボクシングだけでは食えないロッキーを何かと気に留め取り立て屋として雇う金貸しの元締めガッツォなど、イタリア移民街の貧しい仲間たちとロッキーとの交流が丹念に描かれる。
 
 素質があるのにあきらめているロッキーに愛想を尽かし、ケンカ別れしていた老トレーナー ミッキーとロッキーが再び手を組む事を決める台詞のないロングショットなど、ジョン・G・アビルドセン監督の演出がよりドラマに深みを与えている。
 「エイドリア〜ン!」と叫ぶドラマチックなラストがあまりにも有名だが、このロッキーを取り巻くキャラクター達の丁寧な描写があればこそのクライマックス。
 
 アメリカン・ニューシネマのネガティブなエンディングにも、そろそろ飽きがきていた観客は、そのサクセスストーリーに自分を重ねるかのように酔いしれた。
 誰もがロッキーに感情移入し、誰もがビル・コンティの名曲「ロッキーのテーマ」に勇気づけられたのだ。(2014.11.09)
 
 1976年11月公開 第49回アカデミー作品賞・監督賞・編集賞受賞
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                | ●国内初盤スタンダードサイズ版LD 1985年
 ワーナー・パイオニア<10JL-99216>
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                | ●国内再発盤スタンダードサイズ版LD EVER GREEN--WHV永遠の名作選--
 1989年6月25日
 ワーナー・ブラザース<NJEL-99216>
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                            | 2枚組 長時間3面ディスク(CLV版) 英語モノラル音声 約120分 国内初ディスク盤・再発廉価盤とも同仕様。
 見開きセンタージャケットの絵柄同じ。
 初盤LD封入解説書のロッキーの顔写真は左右逆版、及び再発廉価盤LD裏ジャケットのロッキーとエイドリアンが抱き合う写真も左右逆版使用。
 
 下記国内初盤MGM/UA版DVD(DL-50249)同様、オリジナル撮影画面そのまま天地カット無しのスタンダードサイズにて収録。(詳細は下記初盤DVD参照)
 LDのため解像度も低く色も浅いが、画質的にそれほど悪いという印象は受けない。
 
 リリース当時ユナイテッド・アーティスツ映画のビデオ・LDで多く使われていた、つながったUとAの立体的なシルバーの文字マークが、音楽とともに横から正面にゆっくりと動くオープニングUAロゴ収録。
 
 なお「ロッキー2」以降「ロッキー5」(※公開当時「最後のドラマ」)までエンドクレジットの最後に表示されるこの映画をジェーン・オリバーに捧げる”という哀悼文は「ロッキー」第1作目には表示されない。
 ジェーン・オリバーは無名時代のスタローンを支えた女性マネージャーで、「ロッキー」がアカデミー賞を受賞した事を知らずに46歳という若さで急死したが、ヒットするかどうかもわからなかった低予算映画「ロッキー」の最後に哀悼文を入れるほどの精神的な余裕などスタッフにはなかったのだろう。
 ちなみに「ロッキー2」では"THIS FILM IS DEDICATED TO THE LOVING MEMORY OF JANE OLIVER"、「ロッキー3」から「ロッキー5」までは"THIS FILM IS DEDICATED TO THE ENDURING MEMORY OF JANE OLIVER"と「愛する」から、「永久に」と変わっている。
 ※ジェーン・オリバーは下記MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版国内盤Blu-ray<MGXC-16214>収録の特典映像内ドキュメントでその姿を確認できる。(詳細はこちら→)
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                | ●国内初盤DVD 1997年5月2日
 MGM/UAホームビデオ<DL-50249>
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                | 「ロッキー」のオリジナル撮影画面はスタンダードサイズ(1.33:1)となり、劇場上映時に天地に黒マスクをかけるマスキングアメリカンビスタサイズにて公開された。 上記国内盤LDも天地カット無しのスタンダードサイズにて収録されているが、本初盤DVDもオリジナルネガサイズそのままのスタンダードサイズにて収録されているため、天地の情報量が多い。
 (画角比較はこちら→)
 
 以降リリースされるDVD、ブルーレイとも画質・音質のクオリティは格段に上がっているが、天地カットのアメリカンビスタサイズのスクイーズ収録。現在では劇場公開されたサイズがオリジナルという認識が一般的ではあるが、コレクターにとってバージョン違いは貴重なもの。
 当然LDよりも解像度が高く、スタンダードサイズ版「ロッキー」としては最良画質のディスクとなる。
 オープニングUAロゴは、つながったUAのブルーの文字マークが重なりながらズームアウト、左から右へ横ラインが入り、下にUnited Artistsの文字が表示されるバージョン。
 
 ■本編/119分06秒 スタンダードサイズ収録 チャプターリスト付
 ■音声/英語5.1CHサラウンド(新リミックス)
 ※日本語吹替音声未収録
 ■字幕/日本語・英語
 
 ■特典映像
 ‐オリジナル劇場予告編スタンダードサイズ<2分55秒版>1種のみ収録
 ※予告編の画質が悪いが、現在この予告編が収録されているのは本ディスクのみとなる。
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                      | ●DVDコレクターズBOX(1〜5封入) 国内再発盤 初回生産限定<5枚組>
 2001年12月21日
 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
 <GXBA-20656>
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                      | 製作25周年記念「ロッキー」特別編<20658-1> 高画質ニュー・デジタルマスター&初ビスタスクイーズ収録
 ピクチャーディスク仕様 チャプターメニュー付
 
 ■本編/119分10秒 アメリカンビスタスクイーズ収録
 ■音声/英語5.1CHサラウンド、日本語モノラル
 ■字幕/日本語・英語
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                      | 【日本語吹替】 |  
                      | ・ロッキー | (羽佐間道夫)シルベスター・スタローン | ・エイドリアン | (松金よね子)タリア・シャイア |  
                      | ・ポーリー | (富田耕生)バート・ヤング | ・ミッキー | (千葉耕市)バージェス・メレディス |  
                      | ・アポロ | (内海賢二)カール・ウェザース |  |  |  |  
                |  |  
                | オリジナルフィルムからデジタルマスター化されたもののようで、黒画面からブルーのスポットライトにより徐々にUNITED ARTISTSの文字が現れていき、右下部にTマークとA Transamerica Companyの文字が表示されるユナイテッド・アーティスツのカンパニーロゴから収録。 これは劇場公開時のものと思われ、劇場公開時そのままのオリジナルのユナイテッド・アーティスツのロゴから見られる唯一の「ロッキー」となる。
 
 上記初盤DVD(DL-50249)収録のスタンダードサイズ(1.37×1)ではなく、天地にわずかだが黒帯が表示される完全アメリカン・ビスタサイズ(1.85:1)にて収録。
 天地はカットされているがワイドサイズテレビの天地左右ほぼいっぱいに映像が表示、画面が大きくなって迫力も増し、画質も良くなっている。
 
 ※現在のワイドサイズテレビの画面比率は16:9(1.78:1)のため、アメリカンフルビスタサイズの天地左右カット無しで収録するには天地にわずかだが黒マスクが必要となる。劇場公開時に忠実なサイズという事であれば、この天地に黒帯の表示されるアメリカンフルビスタサイズ(1.85:1)が正しい。(画角比較はこちら→)
 
 ■特典映像
 ●音声解説 ※日本語字幕付
 【ジョン・G・アビルドセン監督、バート・ヤング、タリア・シャイア、カール・ウェザース、ステディカム考案者ギャレット・ブラウン、プロデューサーのアーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ】
 この音声解説にはスタローンがいないが、下記MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版Blu-rayに収録されているスタローン一人の音声解説と合わせて聞くと、カール・ウェザースと初めて会ったエピソード、スケートリンクで撮影する事になったエピソード、ロッキーとエイドリアンのラブシーンなど結果的に内容は同じだが、お互いがその時どのように感じていたのかがわかり非常に面白い。
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                | 
                    
                      | ・当時の出演者の中ではバージェス・メレディスが唯一のスターで、映画にとっても重要な人物だった。だが、それでも当初のミッキー役はリー・ストラスバーグだった。(リー・ストラスバーグはギャラが高すぎた) |  
                      | ・キャラクターの衣装代はすべて自分持ち。その予算はすべてスタローンの特殊メイク費用になった。 |  
                      | ・酒場の入口前で寝ている酔っ払い役はトロマ・ピクチャーの社長で当時ロケのマネージャー(制作主任)をしていたロイド・カウフマン。 酒場の外観はフィラデルフィア、酒場内はロサンゼルスで撮影されたため、ロイド・カウフマンは酒場に運び込まれるために自腹で移動した。
 ※下記MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版国内盤Blu-ray<MGXC-16214>収録の特典映像“監督ジョン・G・アビルドセンとロイド・カウフマンによる製作秘話”として当時の貴重な映像とともにそのエピソードが語られている。(詳細はこちら→)
 ※トロマ・ピクチャーはご存じ「悪魔の毒々モンスター」等のB級映画専門の製作会社。
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                      | ・フィラデルフィア美術館正面玄関階段を駆け上がる、いわゆるロッキー・ステップのシークエンスの一部。階段下から上にいるロッキーにカメラがズーム・インするシーンは、実は逆回しで実際にはズームバックしていた。逆回しの方がいい感じだったのでそうしたとの事。(よく見るとロッキーの動きがおかしい) |  
                      | ・最後の試合は最終ラウンドから撮影された。腫れ上がった顔のメイクに時間がかかるため、メイクを取っていった。 |  
                      | ・ロッキーのガウンは撮影前日に仕上がったが、背中のキャッチフレーズ“イタリアの種馬”の“種馬”がお尻の部分に来るほど大きすぎて、どうみてもおかしかった。しかし、作り替える時間も予算もないため、ロッキーに「このガウン でかすぎるか?」と文句を言わせ、ユーモアで乗り越えていった。 ミスでもなんでも利用してそれが逆に良い結果を生み、低予算だからこそいい映画にもなった。(※スタローンの音声解説でも同じ話がでる)
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                      | ・アポロはジョージ・ワシントンに扮して入場するが、カール・ウェザースはこんなバカな恰好はできないと断った。しかし、監督に説得されて演じ、今は作品で一番の見せ場だと思っている。 |  
                      | ・タイトルマッチでの二人の動きはすべてスタローンが脚本化したもの。 |  
                      | ※その他、ロッキーファンにはたまらないトリビアエピソードがまだまだ聴ける! |  |  
                | ●シルベスター・スタローンが語る「ロッキー」(28分51秒)
 スタローンが「ロッキー」について語る(※ウィキペデイアとは微妙に違う)貴重なインタビュー(2000年)。
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                      | ・ご存知のように「ロッキー」は、アリ対チャック・ウェブナー戦にインスピレーションを受けたスタローンが3日で書き上げた脚本が元となっている。(インタビュー映像の途中で実際の試合が流される) しかし、実際に最終的な脚本に残ったのはその1割くらいだった。
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                      | ・当初のロッキーは当時流行っていたアメリカン・ニューシネマのアンチヒーローに合わせた暗い男の設定だった。 またエンディングも、トレーナーのミッキーが激情にかられ(おそらく黒人のアポロに対して)人種差別的な男になり、ロッキーはそんな憎しみだらけの世界に嫌気がさし、元の世界に戻るために試合を放棄してしまうものだった。
 しかし、スタローンの当時の妻の「ロッキーって、世間擦れした嫌な男ね」という意見により書き直された。
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                      | ・オーディションに落ちたスタローンが、その場で売り込んだ脚本が「ロッキー」だった。 ※他のインタビューから察するとスタローンの脚本の売り込みに興味を持ったのはプロデューサーのロバート・チャートフのようだ。
 
 「ロッキー」の脚本は気に入られ、主演候補もライアン・オニール、バート・レイノルズ、ロバート・レッドフォードといったスターが挙げられたが、スタローンは自身の主演にこだわり、銀行口座に106ドルしかなかったにもかかわらず、決して脚本を売る事はなかった。
 脚本料は2万5000ドルから始まり、10万ドル、25万ドル、最終的には36万ドルまであがったが、貧乏に慣れていたスタローンはお金よりも、自分の出ていないこの作品が大成功すればきっと後悔するだろうと、自身の主演に最後までこだわった。
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                      | ・撮影にお金をかけられず移動はワゴン車(※スタローンの音声解説ではバン)、手持ちカメラ(ステディカム)だった。 ※ギャレット・ブラウンが発明したステディカムは当時はまだ名前もなかった。
 ※タイトルマッチ戦のリングサイド、ステディカムで撮影している縞のシャツを着たギャレット・ブラウンの姿が映っている。
 
 ロッキーがトレーニングでフィラデルフィアの街中を走るシーンは、スタローンが車から飛び下りて、ゲリラ的に撮影に入った。街の人はボロボロになって走るスタローンを誰も知らず、単なる見知らぬ侵入者でしかなかった。
 オレンジを投げる街の人は相手が誰なのか知らずに投げている。
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                      | ・ロッキーがシャムロック精肉工場(実際にはカルバー・シティー精肉工場)の冷凍庫に吊るされた生肉の塊をサンドバッグ代わりに叩くシーンは、ビジュアル的な面白さはあるが、冷凍肉はとても固くスタローンの拳の関節は叩き過ぎのためペシャンコになってしまい、今でもまっ平らのまま。 |  
                      | ・人を雇うお金がないため、冒頭のストリートミュージシャンはスタローンの弟フランク(※スタローンの音声解説では、その周りにいるのはそのシンガー仲間と居合わせた地元の女の子)、ゴングを鳴らすのは父親。当時の妻はスチール写真のカメラマンになった。 また、犬のバッカスはもともとスタローンの愛犬だった。
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                      | ・ロッキーとエイドリアンの初デートで有名な二人だけのスケートリンクのシーン。当初の脚本では300人の客がいるはずだったが、撮影当日エキストラ1名に変更になったもの。 しかしスタローンは「こっちにも面白い話があるぞ」と考え直し、撮影に入ったという。
 ※スタローンの音声解説では屋外の感謝祭で200人のエキストラ、アビルドセン監督のインタビューでは多数の客がいるレストランを予定していたとなっているが、いずれも予算がないため設定変更になったものとされている。
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                      | ・スタローンが「生涯最高のラブシーン」という、ロッキーとエイドリアンのラブシーン。 エイドリアン役のタリア・シャイアは撮影当日、風邪をひいていてスタローンに伝染してしまった。
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                      | ・オリジナル脚本のエンディングは“戦い抜いたロッキーはリングを下り、人ごみをぬって引き上げ、裏でエイドリアンを見つける。エイドリアンはロッキーを軽く抱きしめ、ロッキーは小さな旗を取り出す。二人は手を取り合ってロッカールームに向かう。誰もロッキーに話しかけない。床には紙くず、2つの寂しげな人影が彼方へと消えていく”というものだった。 ※スタローンの音声解説では“リングの下でエイドリアンに会い、そのままロッカールームに戻って行く”また、監督・関係者の音声解説では“アポロは担がれて退場し、観客が「アポロ!」と叫ぶ”ものだった。
 
 ポスター撮影まで行ったが何か物足りなさを感じ、最終的にリング上でロッキーとエイドリアンが抱き合い、高揚感とエイドリアンへの愛が最高潮に達したロッキーの人生の頂点で映画が終わるという現在のエンディングに変更された。
 ※このポスター撮影まで行ったオリジナルのエンディングというのは、下記MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版Blu-ray<MGXC-16214>のジャケット画像にもなったポスター等で有名なロッキーと帽子をかぶっているエイドリアンの後ろ姿の写真と思われる。
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                      | ・スタローンは完成した「ロッキー」に自信が持てず、せいぜい佳作程度と思っていた。 一部先行上映での評判はたいへん良かったが、監督協会でテスト試写が行われる事になり、900人が招待され満員となった劇場での上映中の観客の反応は散々だった。
 しかし、観客全員が去った劇場に取り残され、隣で観ていた母親に「大失敗だよ」と告げた後ロビーにでると、階段の下に全観客がそこにいて大喝采で迎えてくれたという。
 一旦、絶望の淵に落とし、それからたっぷり持ち上げるのが一種のハリウッド式なのかと思ったとスタローンは回想している。
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                      | ※その他、ロッキーファンにはたまらないトリビアエピソードがまだまだ聴ける! |  |  
                | ●インタビュー集(スタンダードサイズ収録)
 -ジョン・G・アビルドセン監督 8ミリでの試し撮りを語る(12分23秒)
 メーキャップと試合場面のテストのために撮影した貴重な8ミリ映像が見られる。
 このテスト映像がなによりも役に立ったと語るジョン・G・アビルドセン監督。
 
 -バージェス・メレディス(1997年9月9日死去)への賛辞(7分45秒)
 ロッキーの老トレーナー、ミッキー役バージェス・メレディスが映画「ロッキー」にもたらした功績をスタローン、バート・ヤング、カール・ウェザース、リー・グラント(バージェスと親しかった女優)らが語る。
 
 -撮影監督ジェームズ・クレイブ(1989年5月2日死去)への賛辞(3分34秒)
 時間もお金もなかった「ロッキー」の製作に、多大な貢献を果たした撮影監督ジェームズ・クレイブについてジョン・G・アビルドセン監督が語る。
 
 ●オリジナル劇場予告編集(6種)
 -「ロッキー」 先行予告編(スタンダードサイズ)1分35秒版
 -「ロッキー」 劇場予告編(スクイーズビスタ)3分35秒版
 ※上記初盤DVD収録の2分55秒版は未収録
 -「ロッキー2」予告編(スタンダードサイズ)2分47秒版
 -「ロッキー3」予告編(スタンダードサイズ)2分29秒版
 -「ロッキー4」予告編(スタンダードサイズ)2分10秒版
 -「ロッキー5」予告編(スクイーズビスタ)2分07秒版
 
 ●TVスポット集(3種スタンダードサイズ)
 -シルベスター・スタローン紹介編 30秒版
 -映画評論編-1 30秒版
 -映画評論編-2 60秒版
 
 ●隠しコマンド
 -“Roky meets Stallone”「スタローンとロッキーの語らい」(2分59秒)
 メイン・メニューでリモコンの上矢印を押すと右上に「ROCKY」の文字が表示されるので選択すると、シルベスター・スタローンとロッキー・バルボアが夢の競演を果たす映像が見られる。
 スタローンとロッキーが合成で語り合うというショートドキュメンタリーとなる。
 スタローンがロッキーに向かって「服がダサい、思ったより背が低い」と言うと、ロッキーは「本物のスタローンだ おいランボー!」「役者にしちゃいい脚本を書くよ」などとスタローンに返す。セルフパロディ的な映像で、これはかなり面白い。
 
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 ロッキー2〜5(4作とも初DVD化)
 スクイーズ収録 日本語吹替音声収録 ピクチャーディスク仕様 特典:オリジナル劇場予告編
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                      | ●DTSコレクターズBOX(1〜5封入) DVD初回生産限定<6枚組>
 2007年4月20日
 20世紀フォックス
 ホームエンターテイメントジャパン
 <MGBE-20656>
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                | ●DTSコレクターズBOXにはシリーズ各作品 トリビア的エピソードを紹介した16ページ特製ブックレット封入
 
 | ●単品盤には「ロッキー・ザ・ファイナル」 ポストカード封入
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                | ●新生アルティメット・エディション DTSコレクターズBOX封入盤DVD(2枚組)
 国内再々発盤
 2007年4月20日<DGP16214>
 【初回出荷分ミスプリジャケット版】
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                | ハイビジョンマスターを元素材とした再々発盤DVD。 本編映像はブルーレイ(HD画質)の解像度をそのままSD画質に落としたもので上記再発盤DVDよりも映像がクリア。大画面では観ないという事であれば、(4Kマスター版ブルーレイ除く)通常のブルーレイとそれほどの画質差はない。
 DTS音声も新たに追加され、DVDとしては最も高画質・高音質ディスクとなる。
 
 本編冒頭のカンパニーロゴも通常のブルーレイディスクと同じ。(つながったUAのシルバーの文字マークに左から右へ横ラインが入り、下にUNITED ARTISTSの文字が左右からクロスするように表示、さらにその下にAN MGM COMPANYとユナイテッド・アーティスツのURLが表示。)
 
 本DVD発売前の2007年2月28日にはすでに国内初盤Blu-ray<MGXA-16214>がリリースされていたが、特典映像が収録されているのはDVDの方だけだった。
 
 ■本編/119分25秒 アメリカンビスタサイズ収録
 ■音声/英語5.1ch DTS、英語5.1chサラウンド、英語モノラル、日本語モノラル
 ※英語モノ音声が収録されているのはLD以外では本ディスクのみとなる。
 ■字幕/日本語・英語
 
 ■特典映像
 スタローン、製作ケヴィン・キング、バート・ヤング、マイロ・ヴィンティミリア(ロッキーの息子役)、トニー・バートンへのインタビュー映像を中心とした「ロッキー・ザ・ファイナル」公開前のスペシャル・プレビュー映像(3分36秒)以外は下記ブルーレイ・コレクターズBOX<MGXA-35766>の特典映像ボーナスディスクに再収録されている。
 
 【DISC-1】本編+特典
 ●オリジナル劇場予告編
 劇場予告編集のうちオリジナル劇場予告編(3分33秒版)のみ、特典映像ディスクではなく本編ディスク側に移されている。
 
 【DISC-2】特典集
 ●メイキング・ドキュメンタリー:リングの中で
 ※隠しコマンドあり:サブメニュー画面でリモコンの左矢印を押すとグローブの写真が表示。決定ボタンを押すと上記製作25周年記念特別編DVD<20658-1>収録の隠しコマンドと同映像の「スタローンとロッキーの語らい」が観られる。
 ●ステディカムの発明 ●特殊メイクの世界
 ●スタッカート 作曲家の五線譜 ●真実のリング
 ●監督ジョン・G・アビルドセン 8ミリでの試し撮りを語る
 ●バージェス・メレディスへの賛辞 ●撮影ジェームズ・クレイブへの賛辞
 ●シルベスター・スタローンが語る「ロッキー」
 ●TV番組「DINAH!」シルベスター・スタローン出演(1976年)
 ●ルー・デュヴァとの3ラウンド・マッチ ●インタビュー:バート・シュガー~伝説を知る男~
 ●「ロッキー・ザ・ファイナル」スペシャル・プレビュー※本DVDのみ
 ●強敵たち ●オリジナル劇場予告編&TVスポット集
 
 【初回出荷分はミスプリジャケット版】
 DTSコレクターズBOX封入版、下記新生アルティメット・エディション単品盤DVDとも初回出荷分は2枚組デジパック仕様のジャケット裏面のキャッチコピーが間違っているミスプリ版となる。“人生を賭けた12ラウンド”とあるが、正しくは15ラウンド。
 アポロとロッキーの世界タイトルマッチが行われた1976年当時は15ラウンド制。選手の安全性を考慮し1983年から12ラウンド制に変更された。
 
 下記新生アルティメット・エディション単品盤DVDは外箱スリーブケース裏面にも同じコピーがあるためスリーブケースもミスプリとなる。
 DTSコレクターズBOXは回収されて「ロッキー」のケースのみ交換して再出荷された。ただし、ミスプリ版も一部そのまま流通して出回ってしまった事もあり、帯の裏面バーコードの左下横に赤い丸いシールを貼ってミスプリ版と識別していた。
 
 エラージャケットマニアにはお宝のミスプリ版ジャケットとなるが、20世紀フォックスは次のロッキーDTSコンプリート・コレクション<MGBA-35766>DVDでも再びやらかす。
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                      | ●ジャケット修正版 <DGP16214B>
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                      | “人生を賭けた15ラウンド”修正版 |  |  |  |  
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                | ●新生アルティメット・エディション 単品盤DVD(2枚組)
 2007年4月20日
 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
 <MGBUB-16214>
 【ミスプリジャケット版】
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                | 特典ディスク含む2枚組。本編映像はDTS音声+ハイビジョンマスター版となり、本編ディスク、特典ディスクとも型番含めて上記DTSコレクターズBOX封入盤DVD<DGP16214>と同じ。 |  |  | 
  
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                      | ●DTSコンプリート・コレクション DVD(1〜6収録)
 2007年10月5日
 20世紀フォックス
 ホームエンターテイメントジャパン
 <MGBA-35766>
 【初回出荷分は収録エラー版】
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                | ●上記DTSコレクターズBOXに封入されていたブックレットを再編集したもの。サイズも一回り大きい。 ポスター撮影されたオリジナルエンディングのスチールが新たに収録されている。
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                | 「ロッキー」シリーズ全6作をセット化したコンプリート・コレクションBOX。 ディスク7枚をデジパック仕様のボックスに封入、そのまま横に広げると巻物のように長くなる。
 
 【初回出荷分は収録エラー版】
 初回出荷分は、本編ディスクにハイビジョンマスターではなくDTS音声が収録されていない上記再発盤DVDコレクターズBOX<GXBA-20656>封入版およびその単品版DVDの映像がそのまま収録されている。
 ラベル面はDTS音声版になっているが、収録されている映像が違うというマスターデータ違いのエラー版となる。
 
 本編ディスクにも特典映像が収録されているため「シルベスター・スタローンが語るロッキー」「インタビュー集(ジョン・G・アビルドセン監督 8ミリでの試し撮りを語る、バージェス・メレディスへの賛辞、撮影監督ジェームズ・クレイブへの賛辞)「オリジナル劇場予告編集」「TVスポット集」「隠しコマンド(スタローンとロッキーの語らい」がダブって収録。また収録されていないはずの「ジョン・G・アビルドセン監督&関係者の音声解説」が収録される事となる。
 
 アルティメット・エディションに続いて、またもやDTSコンプリート・コレクション版も回収。エラーディスクを入れ替えて再度リリースされ、今度はジャケット裏の帯下部に丸い黄色いシールを貼ってエラー版と識別していた。
 また一部そのまま出回ってしまったものは、メーカー郵送によるディスクのみの交換対応となった。
 
 マスター管理の事故はメーカーにとってはあってはならない事だが、1986年発売「キンゴジ」東宝LD初盤をはじめ実際にはままある事。
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                | (情報は古いですがご参考→) |  
                | この他にも(中身は上記初版DVDコレクターズBOX<GXBA-20656>と同じ)白・赤グローブBOX版等、形を変え品を変え、いろいろなバージョンで発売しまくった結果、混乱したのは結局メーカーだったというオチ。 
 ちなみに正規版「ロッキー」は特典ディスク含む2枚組で、本編映像はDTS音声+ハイビジョンマスター版となり、本編ディスク、特典ディスクとも型番含めて上記国内再々発盤DTSコレクターズBOX封入DVD<DGP16214>と同じ。
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                | ●アルティメット・エディションDVD(2枚組) 2008年11月28日
 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
 <MGBQF-16214>
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                | ジャケット違いのみで本編映像はDTS音声+ハイビジョンマスター版となる。 本編ディスク、特典ディスクとも型番含めて上記DTSコレクターズBOX封入盤DVD<DGP16214>同じ。
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                      | ●国内初盤Blu-ray 2007年2月28日
 20世紀フォックスホーム
 エンターテイメントジャパン
 <MGXA-16214>
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                | 
                    
                      | ■本編/119分35秒 アメリカンビスタサイズ収録 ■音声/英語5.1ch DTS HD マスターオーディオ(ロスレス)、日本語モノラルDTS
 ■字幕/日本語・英語・吹替用字幕
 
 天地にわずかだが黒帯が表示される完全アメリカン・ビスタサイズ(1.85:1)にて収録。
 (画角比較はこちら→)
 つながったUAのシルバーの文字マークに左から右へ横ラインが入り、下にUNITED ARTISTSの文字が左右からクロスするように表示、さらにその下にAN MGM COMPANYとユナイテッド・アーティスツのURLが表示される現在のオープニングUAロゴから収録。
 
 DVDより解像度が上がって鮮明になってはいるが、もともとのオリジナルフィルムの状態がよくないのだろう、鮮明な分だけ逆に色褪せたような印象を受ける。
 暗部の諧調が飛んでしまっているのも残念。
 
 劇場予告編、音声解説といった特典映像類は未収録。
 メインメニュー画面もない。本編再生中にポップアップメニューを呼び出して、音声・字幕、チャプターリスト等を操作するのだが、操作中にも本編が流れ続けてしまう。
 ジャケット裏には“本編を見ながら操作ができるポップアップメニュー”とあるが、非常に使い勝手が悪い。
 
 また、ジャケットのメイン写真が左右逆版で使用されている。
 ロッキーは試合で右目の上が腫れ、当時は左あごの下に小さなほくろがあった。(上記国内初盤DVD<DL-50249>、再発盤DVDの裏ジャケットの写真が正しい<GXBA-20656>)
 「ロッキー」のスチールは予算がないためスタローンの前妻サーシャが撮ったもので、この他にも初盤LD封入解説シートのロッキーや再発廉価盤LD裏ジャケットのロッキーとエイドリアン、上記再発盤DVD及び下記MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版Blu-ray<MGXC-16214>外箱裏のフィラデルフィア美術館正面のロッキー・ステップの写真など左右逆版で使用されている。
 もともと映画の場合、レイアウトの都合で左右逆版で使われる事はよくあるが、メインのジャケット写真が左右逆版というのは珍しい。
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                | ●国内再発盤Blu-ray 2010年4月23日
 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
 <MGXH-16214>
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 国内廉価盤Blu-ray(※写真右)
 2010年12月3日
 <MGXJ-16214>
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                | 上記国内初盤Blu-ray<MGXA-16214>のジャケット、ピクチャ―ディスクの絵柄のリニューアルのみで、画質・音質、メインメニュー無し等の映像仕様はまったく同じものとなる。 |  |  | 
  
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                      | ●ブルーレイ・コレクターズBOX ボーナスディスク付(6作品収録7枚組)
 国内盤Blu-ray
 THE UNDISPUTED COLLECTION
 2009年11月27日
 20世紀フォックスホーム
 エンターテイメントジャパン
 <MGXA-35766>
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                | 「ロッキー」シリーズ全6作品とボーナスディスク1枚をクリアブルートレイ仕様のBOXに収納した7枚組コレクターズセット。 
 本編映像ディスクは上記国内再発盤Blu-ray<MGXH-16214>及びその廉価盤<MGXJ-16214>とピクチャーディスク、型番含めてまったく同仕様となる。
 
 ボーナスディスクは本BOXのみに封入されている特典映像ディスクとなるが、特典映像内の「リングに上がれ!炎のファイトゲーム」以外は下記MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版国内盤Blu-ray<MGXC-16214>及びそのスチールブック仕様版<MGXE-16214>の特典映像に再録されている。
 
 ■特典映像(ボーナスディスク)<MB-35766SP>
 片面1層/MPG-4 AVC 英語2.0chドルビーデジタル音声 日本語字幕収録
 
 ●リングに上がれ!炎のファイト・ゲーム(本ボーナスディスクのみの特典)
 自分がロッキーになってスパイダー・リコ、アポロ・クリード、クレバー・ラングと「トリビア・クイズ」「パンチ・ゲーム」「脳トレ記憶力テスト」の3ステージで戦うゲーム。
 
 ●ルー・デュヴァとの3ラウンド・マッチ(4分44秒)
 ボクシング界のカリスマトレーナー、ルー・デュヴァが「ロッキー」の映像を参考にボクシングのトレーニング方法とトレーナーの仕事、引退後のボクサーの人生などについて語るショートドキュメント。
 
 ●インタビュー:バート・シュガー 〜伝説を知る男〜(6分56秒)
 ボクシング史に残る数々の“伝説を知る男”スポーツライターのバート・シュガーがボクシング映画「ロッキー」の魅力について語る。
 
 ●強敵たち(16分23秒)
 アポロ・クリード、クレバー・ラング、イワン・ドラゴ、トミー・モリソンらロッキーが戦った最強のファイター達を、どう描いたかをプロデューサーのロバート・チャートフが語る。
 
 ●メイキング・ドキュメンタリー:リングの中で
 パート1(23分48秒)、パート2(22分38秒)、パート3(29分53秒)
 ロバート・チャートフ(プロデューサー)、カール・ウェザース、タリア・シャイア、アーウィン・ウィンクラー(プロデューサー)、スタローン、バート・ヤング、アビルドセン監督ら個別のインタビューと「ロッキー」の映像を交えて振り返るメイキング。
 ロッキー、エイドリアン、ミッキー、ポーリー、アポロ。主要キャラクターに焦点をあてたドキュメンタリーとなり、途中アビルドセン監督の貴重なホームムービーによる「ロッキー」のメイキング映像も見られる、(2009年製作)
 
 ●ステディカムの発明(17分25秒)
 ステディカムの発明者ギャレット・ブラウンが語るステディカムと「ロッキー」
 ロッキー・ステップの元ネタは、実はギャレット・ブラウンがステディカムのプレゼン用に撮影したものだったのだ。
 
 ●特殊メイクの世界(15分08秒)
 ロッキーとアポロの徐々に腫れ上がっていく傷はもとより、ミッキーのカリフラワーイヤー(格闘家に見られるカリフラワーのようになった耳)、曲がった鼻も特殊メイク。
                  最大の賛辞は「何も言われないこと」と語る特殊メイクのマイケル・ウェストモアの言葉が印象的だ。
 
 ●スタッカート 作曲家の五線譜(11分26秒)
 トランペットの6重奏。“死”と“再生”をイメージしながら「ロッキー」の音楽を作曲。「ロッキー」を見て何かを感じたのならそれは私にとって成功した事、と力強く語るビル・コンティ。
 
 ●真実のリング(9分48秒)
 ロッキーのアパート、プロモ―ターのオフィス、スポーツアリーナのデザインを担当したアートディレクター、ジェームズ・スペンサー。全編ロケ撮影のため実在のものを補いながら登場人物の背景を造り込んでいった。
 特殊メイクのマイケル・ウェストモア同様、「君は何をしたんだ?」と言われるのが最大の褒め言葉だという。それはセットだと分かるような作り物っぽい背景になっていないという証だからだ。
 
 ●監督ジョン・G・アビルドセン 8ミリでの試し撮りを語る
 ●バージェス・メレディスへの賛辞
 ●撮影ジェームズ・グレイブへの賛辞
 ●シルベスター・スタローンが語る「ロッキー」
 ※上記製作25周年記念特別編DVD<20658-1>収録と同映像
 
 ●TV番組「DINAH!」シルベスター・スタローン出演(1976年)
 スタンダードサイズ収録(17分16秒)
 「ロッキー」が大ヒットしたすぐ後にスタローンがゲスト出演したインタビュー番組。
 映画や自分の事について説明するスタローンが初々しい。
 
 ●スタローンとロッキーの語らい
 ※上記製作25周年記念特別編DVD<20658-1>収録の隠しコマンドと同映像
 ●オリジナル劇場予告編集(7種)
 ※上記製作25周年記念特別編DVD<20658-1>収録のオリジナル劇場予告編集6種に「ロッキー・ザ・ファイナル」を追加した7種類のオリジナル劇場予告編収録
 ●TVスポット集(3種)
 ※上記製作25周年記念特別編DVD<20658-1>収録と同じ
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                      | ●MGM90周年記念 ニュー・デジタル・リマスター版
 国内盤Blu-ray
 2014年4月17日
 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
 <MGXC-16214>
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                      | 新たにオリジナルフィルムを従来の4倍(3840×2160)の画素数でスキャンした4Kデジタル・トランスファー・マスターを採用。 
 高解像度による階調表現の違いは今までのブルーレイとは格段の違い。低予算による平板で暗い地味な映像を、逆にドキュメントのように撮影する工夫でリアルさをだしたジェームズ・クレイブ撮影による奇跡の映像を、隅から隅まで堪能できる。
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                | 暗部の諧調、細密感、遠近感もあり。ロッキーの傷がメイクだというのもよくわかる、まさに「ロッキー」最高画質版。 
 ■本編/約119分40秒収録 HDワイドスクリーン 1920P×1080P
 ■音声/英語 DTS-HD マスター・オーディオ 5.1ch(ロスレス)、英語 ドルビーデジタル1.0ch、日本語 DTS-HD マスター・オーディオ 1.0ch(ロスレス)
 ■字幕/日本語・英語・吹替用字幕
 ※ようやくブルーレイディスク映像にもトップ・メニューが表示されようになった。
 
 ディスク再生冒頭にMGM90周年記念として名作映画のハイライトシーンを集めた2分ほどの特別映像が収録。
 岩肌の背景をバックに光り輝くUNITED ARTISTS、下部にAN MGM COMPANYの文字が表示されるオープニングUAロゴ。
 本編映像は、天地にわずかだが黒帯が表示される完全アメリカン・ビスタサイズ(1.85:1)収録。
 (画角比較はこちら→)
 
 ■特典映像
 ●監督ジョン・G・アビルドセンとロイド・カウフマンによる製作秘話【初収録】
 アビルドセン監督と現在トロマ・ピクチャーの社長で当時ロケのマネージャー(制作主任)をしていたロイド・カウフマンが紹介するメイキングドキュメンタリー。
 ロイド・カウフマンが「ロッキー」に関係している事は、すでにジョン・G・アビルドセン監督&関係者による音声解説で語られていたが(※詳細はこちら→)、合わせて紹介される本メイキング映像が凄い。
 
 エンディングクレジットに“THESE LONG FORGOTTEN 8MM MOVIES WERE RECENTLY FOUND IN LLOYD KAUFMAN'S BASEMENT.”とあるように、ロイド・カウフマンの地下室(倉庫)で見つかった8ミリフィルムのようで、8分弱ほどのカラー映像となる。ミッキーとロッキーが再び手を組む事を決めるロングショットのメイキング映像など、当時の貴重な撮影風景が収録。
 また「ロッキー2」以降「ロッキー5」までエンドクレジットの最後にこの映画をジェーン・オリバーに捧げる”とされたジェーン・オリバー本人(※詳細はこちら→)、路上でスタローンの目の上の傷をメイクしているマイク・ウェストモア、スタローンの当時の妻サーシャ(スチール写真担当)なども確認できる、かなり貴重な映像資料となる。
 
 ●シルベスター・スタローン(脚本/主演)による音声解説【初収録】
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                      | ・冒頭の試合は一番最後に撮影したもの。ロッキーの対戦相手スパイダー・リコ役は南米出身のボクサー ペドロ・ラベル。190p以上の大男だった。
                        (ちなみにスタローンの身長は178cm程度) 撮影終了まであとわずか。スタローンはようやくボクシングから解放される安堵感から再び太り始めた頃と回想している。
 予算がないため観衆の声は自分たちでアフレコし、自分の試合に自分でヤジを飛ばしている。
 ちなみに冒頭のキリストの絵の意味は“選ばれし者ロッキー”の象徴。
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                      | ・冒頭に戦った相手スパイダー・リコは「ロッキー・ザ・ファイナル」にも再登場し、同じくペドロ・ラベルが演じている。 酒場ラッキーセブンのバーテンダー、アンディ役はドン・シャーマン。コメディアン・俳優であり同じく「ロッキー・ザ・ファイナル」にもアンディ役として出演している。
 ※アンディは本編ではなく未公開シーン集の“昔なじみのバー(オリジナル・バージョン)”として別バージョン内の映像で再登場する。個人的にはこちらのバージョンの方が好き。
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                      | ・ロッキーが自分の事は棚に上げて説教する、街の少女リトル・マリー役はスタローンの家族の友人の娘ジョディ・レティシア。 ※スタッフの音声解説ではスタローンの友人の娘、現在はナイトクラブのエンターテイナー。
 「ロッキー・ザ・ファイナル」にも重要なキャラとして再登場するが演じているのは別人ジェラルディン・ヒューズ。
 
 ちなみにこのシーンでは機材用のトラックが背景に映り込んでいる。また、角を曲がる所でビルの上に置いた照明のフレア(光源のカメラを向けた時にでる白い光のようなモヤ)が見える。
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                      | ・タイトルマッチ戦のリングに掲げられているロッキーのポスターのトランクの色が違うのは実際に小道具係のミス。しかし、大き過ぎたロッキーのガウン同様、ロッキーに色が違うと指摘させ、プロモーターに「そんな事はどうでもいい」と言わせるシーンとして逆に活かした。 |  
                      | ・タイトルマッチ戦。ロングショットでは一部、マディソン・スクエア・ガーデンで行われた「アリ対フレイジャー」戦の映像を使っている。 |  
                      | ・試合前の両者の激励に元世界ヘビー級チャンピオン、ジョー・フレイジャー本人が登場するが、彼はフィラデルフィア出身。 |  
                      | ・ボクシング映画の試合シーンで見られる、カメラに向かってのパンチやパンチのアップは映画的ではあるがリアルではないと考えた。「ロッキー」でもそういうシーンはあるが、回を重ねるごとに引き”で撮れるように工夫している。 |  
                      | ・アポロ役は当初、元世界チャンピオンのケン・ノートンが予定されていたが、撮影数日前にギャラの問題で断られた。その代わりとして運命的に出演する事になったのがカール・ウェザースだった。 |  
                      | ・ロッキーは右目の上が内出血で腫れ、視界を取り戻すためにまぶたを切って出血させるが、現在のボクシングでは禁じられている処置で、行うとライセンスを失う。 映画でロッキーのまぶたをカットする人物は、実際に傷の治療にかけては名人といわれていたトレーナーのアル・シルバ―ニ。(トレーニング中のロッキーにミッキーが紹介するシーンがある)
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                      | ・クライマックスの撮り直しは2か月後に行われたが、セットはリングの1コーナー(リングの4分の1)のみ。エキストラは30人で周りは友達や家族ばかり。製作のチャートフやウィンクラーもまぎれていた。 |  
                      | ※その他、ロッキーファンにはたまらないトリビアエピソードがまだまだ聴ける! |  |  
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                | ●ボクシング界のカリスマトレーナー ルー・デュヴァ&解説者バート・シュガーによる音声解説【初収録】 |  
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                      | 昔と今のロードワークの違い、プロのトレーナーとしてロッキーを見るとどうか?ロッキーのサウスポーは本当に有利か?試合前のボクサーにとって女は本当に脚にくるのか?ロッキーが試合前に感じた恐怖の意味。 そして、トレーナーのミッキーの役作りと過去の名トレーナーとの比較。映画にも出演しているトレーナーのアル・サルバーニの話など、プロの視点からみたボクシング映画「ロッキー」の音声解説。映画的な話はないが、過去のボクシングの名選手や名試合などの裏話も聞けるボクシングファンにはたまらないコメンタリーとなる。
 
 ロッキーがミッキーに今までの鬱憤をぶちまけ、扉を叩くシーン。ロッキーが利き腕の左ではなく右で叩いているという、ちょっとした演出に感心するあたりは、さすがに本職だと感じる。
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                | ※下記特典映像は上記ブルーレイ・コレクターズBOX封入ボーナスディスク<MB-35766SP>収録と同映像。 ●ルー・デュヴァとの3ラウンド・マッチ
 ●インタビュー:バート・シュガー 〜伝説を知る男〜
 ●強敵たち
 ●メイキング・ドキュメンタリー:リングの中で
 ●ステディカムの発明
 ●特殊メイクの世界
 ●スタッカート 作曲家の五線譜
 ●真実のリング
 ●監督ジョン・G・アビルドセン 8ミリでの試し撮りを語る
 ●撮影 ジェームズ・クレイブへの賛辞
 ●シルベスター・スタローンが語る「ロッキー」
 ●TV番組「DINAH!」シルベスター・スタローン出演(1976年)
 ●スタローンとロッキーの語らい
 ●ジョン・G・アビルドセン監督&関係者による音声解説
 ●オリジナル劇場予告編
 ●オリジナル先行予告編
 ●TVスポット集
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                | ●MGM90周年記念 ニュー・デジタル・リマスター版 スチールブック仕様 国内盤Blu-ray
 (完全数量限定生産)
 2014年10月17日
 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
 <MGXE-16214>
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                | 限定スチールブック仕様ブルーレイ。映像内容はディスク型番<MB-16214-1>含めて、上記MGM90周年記念ニュー・デジタル・リマスター版国内盤Blu-ray<MGXC-16214>とまったく同じ。 
 スチールケース中ジャケットにはロッキーとアポロの激闘!
 
 4回戦(に甘んじている?)ボクサー、ロッキーが世界チャンピオンと互角に戦えるわけがないという意見も多く聞く。
 現実には世界チャンピオンと4回戦ボクサーとの実力差は相当にある。
 それでも劇中冒頭のスパイダー・リコとの試合では激高すると異常なほどの力を出し、途中トレーナーのミッキーがロッキーに向かって「お前は素質があるのに無駄にしている」、ロッキーがエイドリアンに「俺はハードパンチャーで、しかもサウスポーだから対戦相手に敬遠される」という話をするシーンがあり、それなりの伏線もはられている。
 (トレーナーのデュークいわくロッキーのパンチは「強烈なメガトンパンチ」。しかも「あいつは鉄でできている」とドラゴにいわせたほど打たれ強い)
 
 また、アポロ役のカール・ウェザースはモハメド・アリを演技の参考にしているようだが、アリのスタイルは"蝶のように舞い蜂のように刺す"といわれた、タイミングとスピード、そして切れるパンチで相手を倒すアウトボクシング。
 もしアポロがアリタイプであるとすると、ロッキーのようなハードパンチャーで打たれ強く、しかもサウスポーというのは、非常にやりにくい相手になる事も大いに予想される。
 実際、劇中でも自信満々のアポロに対して、トレーナーのデュークが心配するシーンが何度か挿入される。
 
 試合が始まったばかりの第1ラウンド、完全になめてかかるアポロに、ロッキーが得意のハードパンチを炸裂させる。
 "強い者が勝つのではなく、勝った者が強い"という有名な言葉があるが、実際ボクシングにはこういうラッキーパンチが試合を大きく左右する事がある。
 初回からいきなりロッキーに試合を持っていかれ、あせるアポロ。あとはその実力差で、からくも判定勝ちで逃げ切ったという展開が「ロッキー」のタイトルマッチであり、まったくの夢物語といって片づけてしまうのもいかがなものかと感じる。
 
 また、(ちょっと古いが)若大将が澄ちゃんの「雄一さん!大好きよ〜!」の一言で急に元気がでるのも、エイドリアンの一言もみな同じ。スタローンいわく「人は本物の愛に触れたとき力が出る」。
 スポーツにはいかにメンタル的な部分が大切かというスポ根もののお約束も決して忘れてはいけない。
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