モスラ対ゴジラ →画像比較はこちら
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1964年4月29日のゴールデンウィークに公開され720万人を動員した「モスラ対ゴジラ」。

「キングコング対ゴジラ」から約1年7か月後に公開されたゴジラシリーズ第4作。
ゴジラ映画はいよいよ東宝のドル箱シリーズとなるのであるが、その後の日本のSF映像作家達がこの着ぐるみ怪獣映画の呪縛からなかなか抜けられず、2002年の今になっても延々とゴジラシリーズを続ける事となる、悲しい現状を生むことにもなるのである。

初ゴジ、キンゴジ、そしてモスゴジ。ファンの間ではあまりにも有名なゴジラ造形の3バリエーション。
「モスラ対ゴジラ」に登場するいわゆる「モスゴジ」の着ぐるみ造形の大きな特徴は、プラスティック製で約100kgあったといわれている「初ゴジ」に比べ、フォームラテックス素材を使い劇的に軽量化された事である。この着ぐるみ軽量化により、ゴジラ自身による演技が可能となり、倉田浜干拓地より登場するシーンはファンの間で語りつがれる名シーンとなった。

ユッサユッサと体についた泥をはらい落とし、ほっぺたがブルブルと震える…
なんという生物感だろうか。これは、初代ゴジラ俳優、中島春雄のアイデアであり、いかに着ぐるみ役者としてゴジラになりきっていたかの証明でもある。以後の着ぐるみ役者に中島春雄を超えるもの無し!
フォームラテックス素材は直射日光、温度・湿度による劣化が激しくゴジラはもとより、当時の怪獣の着ぐるみは現在ほとんど残っていない。6年ほど前、現存していた「ウルトラマン」のゴモラの頭部を見たことがあるが、仕込まれたメカニックの部分がむきだしになって、ほとんど原形をとどめていなかった。
ちなみにラスト、幼虫モスラの糸攻撃により海に落ちるゴジラは前作「キンゴジ」の着ぐるみを流用。その後「モスゴジ」は頭部のみ改修し、次作の「決戦ゴジ」へと改造された。

人工雷発生装置を使ったA作戦による攻撃シーンでは、ゴジラの頭部に炎がつき燃え上がるシーンが見られる。この事が直接の原因かどうかは不明だが、「モスゴジ」は撮影途中に頭部を改修し、ほっぺたのブルブルがなくなっている。
お堀に足を滑らせ、その勢いで名古屋城を破壊するシーンはほっぺたブルブルタイプの頭部だが、成虫モスラとの戦いのシーンでは、すでに改修後のほっぺたブルブルのない頭部に変わっている。

また、実写と特撮の合成が多く使われているのも「モスラ対ゴジラ」の魅力のひとつである。
合成に使われた撮影機はオックスベリー社のオックスベリー1900オプチカルプリンターだが、前年の8月に公開された「マタンゴ」(1963年)から導入されている。
円谷英二は、1963年頃アメリカのオックスベリー社を訪れ、世界に2台しかない当時の金額でおよそ4,000万円もする最新型のオプチカルプリンターを購入している。最終的にその費用はTBSテレビ局が支払う事になるのだが、そのオプチカルプリンターは本作「モスラ対ゴジラ」の特撮合成の仕上がりにも大きく貢献している。
当時の光学合成撮影機は2枚のフィルムしか同時に作業できなかったが、この最新型は4枚のフィルムを同時に作業にかけられる為、複雑な合成処理に適していた。この最新鋭のオプチカルプリンターを購入した円谷英二の決断は、後のTBSと円谷プロとの名作「ウルトラQ」(1966年)(→オプチカルプリンターについて)でも活躍。その後の国産特撮の技術発達と映像表現の可能性に大きく貢献する事となる。

本編ドラマ部分では宝田明、星由里子、小泉博といった主役クラスよりも、コメディリリーフ役の毎朝新聞記者、中村(藤木悠)がおいしい役どころで登場。前作「キンゴジ」の多胡宣伝部長(有島一郎)、また藤木悠自身が演じたテレビ局員古江金三郎ともまた一味違う、力をぬいたゆるキャラが印象に残る。
「あ〜危ないな〜、危ない、卵が危ないな〜」とつぶやく場面など、ゴジラがモスラの卵に迫る描写を見事に盛り上げているが、観客は卵が大好きな藤木悠の描写を何度も見せられているので、ちょっとした何気ないセリフでも効果的に響くのだ。
こういう達者な演出が、見所に乏しい平成ゴジラシリーズとの大きな違いであろう。要は映画創りのセンスの問題だ…。
また、ハッピー興行社の熊山(田島義文)とそのバックである虎畑二郎(佐原健二)の悪役コンビは、「モスラ」(1961年)の悪役ネルソンの変形であるが、佐原健二に悪役を振った事でネルソンほどの性悪さを感じさせない。人間不信の象徴としてとらえてはいるが、名前からもわかるように物語を進行していく為のジョーカー役の位置付けの方が強く、前作「キンゴジ」の明るさをそのまま継承している。


人工雷発生装置を使ったA作戦と、人工雷発生装置と特殊帯電ネットを使ったB作戦。
そして3000万ボルトの電撃攻撃、後の「サンダ対ガイラ」(1966年)で結実する事となる作画による光線合成が画面に映える。
東宝自衛隊によるゴジラ電撃攻撃は、あと1歩の所で電力を上げ過ぎ失敗するが、これもお約束。
おなじみ伊福部昭のテーマ曲で始まるタイトルバックの台風の映像は、平成版「ゴジラvsモスラ」(1992年)にも流用されている。実写にしか見えない台風8号の被害跡地、倉田浜干拓地の排水ポンプなど冒頭の映像も見事。 (2002.03.31)

→続きは「モスラ対ゴジラ」画像比較で
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LD GALLERY
国内初盤LD
1986年1月21日 東宝<TLL2024>
左右を少しカットしてズーム、シネスコとビスタの中間のようなサイズで収録。本編オリジナル88分27秒版。
−サイドA 40分38秒収録
−サイドB 47分49秒収録(※本編のみ実測)

・解説書封入、チャプター&特典映像無し。
LDらしく明るい映像だが、使用したマスターが退色しているようで発色が悪い。
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●ゴジラ激闘外伝LD-BOX
東宝チャンピオンまつり版

1992年8月1日 東宝<TLL2190-2>
1970年12月19日(土)の冬休みに東宝チャンピオンまつり版として公開された「モスラ対ゴジラ」74分06秒短縮版(オリジナル版は88分30秒)。

左右を少しカットしてズーム、シネスコとビスタの中間のようなサイズで収録。色調がやや青っぽいが、にじみやちらつきもなく比較的フィルムライクな印象を受ける。静止画がきれいなCAV収録のサイドBは、特にそう感じる。

−サイドA 56分09秒収録
−サイドB 17分57秒収録(※本編のみ実測)
マルチオーディオ仕様(左ch〜通常音声、右ch〜BGMのみ)。

同時上映は「アタックNo.1 涙の世界選手権(テレビシリーズ編集版)」「昆虫物語みなしごハッチ」「桜木健一の柔の星」
※松本地方では「決戦!南海の大怪獣」に変更。(封入解説書より抜粋)

■特典映像(すべてCAV収録)
・オリジナル劇場予告篇(2分07秒)収録
・事業部製パンフレット&宣伝部製パンフレット静止画
・1970年公開時(8枚)&1980年公開時(8枚)劇場展示用スチール静止画
・「モスラ」オリジナル版劇場予告編収録
・「モスラ」事業部製パンフレット&宣伝部製パンフレット静止画
・「モスラ」劇場展示用スチール(3枚)静止画

なお、本BOXには「新作ゴジラ」から「ゴジラvsモスラ」までの劇場予告編と東宝特撮未使用フィルムの短縮版(全長版ビデオはこちら→)が特典映像として収録。
モスゴジ登場シーンのNGカットや、有名な名古屋城破壊のNGシーンが見られる。
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東宝2枚組限定版
●日本版+海外版
2枚組限定版 国内盤LD
1993年12月1日 東宝<TLL2435>

東宝<TLL2230>
国内オリジナル版とスタンダードサイズ海外版(左右トリミング)をカップリングした2枚組限定版LD。チャプター付

・「国内オリジナル版」はニューマスター仕様の本編88分38秒版。
−サイドA 51分46秒収録
−サイドB 36分52秒収録(※本編のみ実測)
巻末にオリジナル劇場予告編収録。

・「海外版 GODZILLA VS. MOTHRAバージョン」は、国内オリジナル88分38秒版を所々つまんでカットし、浜松の海岸をゆくゴジラに対してアメリカ艦隊がフロンティアミサイルで攻撃するシーン(2分46秒)を収録した本編87分27秒版。
−サイドA 51分43秒収録
−サイドB 35分44秒収録(※本編実測)
海外版のディスクレーベルは色が違う。

ニューマスター版。コントラストが高く、黒がやや強い印象を受けるが発色は良い。

縦見開きで一枚の立看サイズとなるオリジナルポスターのジャケットデザイン。ビニール袋にステッカー貼付け加工有り。

見開きジャケット中面に「モスゴジ」海外版についての記載あり。東宝怪獣の英語表記記載の封入解説書とともに資料的価値は高い。海外版には87分(※おそらく本ディスク収録海外版または米国再々発盤DVD<82876-856799>)、90分(ドイツ公開版<116390>?)、94分の3種類のフィルムが存在しているようだ(詳細は不明)。
 
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●ニュージャケット盤LD
1996年5月1日
東宝<TLL2456>
上記2枚組限定版<TLL2435>と同じニューマスター版収録の通常版(88分38秒版)。
巻末にオリジナル劇場予告編収録。

ジャケットのスチールは本編には存在しないシーンだが、劇場公開時に各上映館に展示された印刷スチール(A4サイズの大型プロマイド)からのもの。
秘蔵スナップ写真満載、そして中島春雄インタビュー掲載のジャケットサイズ見開き4ページ解説書付。
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●GODZILLA VS. MOTHRA
1995年米国盤LD<LV12697>
Paramount Communication
Company
2枚組限定国内盤LD<TLL2190-2>収録の「海外版 GODZILLA VS. MOTHRAバージョン」と同一マスター。英語吹替音声/スタンダードサイズ収録。 チャプター無し。本編87分27秒版(ジャケット表記88分)。
−サイドA 51分45秒収録
−サイドB 35分45秒収録(※本編のみ実測)

東宝国際が当初つけたタイトルは「GODZILLA VS. THE THING」で、ゴジラ対謎の物体としていた。その他「GODZILLA VS. MOTHRA」「GODZILLA VS.THE MOTHRA」「GODZILLA VS. THE GIANT MOTH」「GODZILLA FIGHTS THE GIANT MOTH」「 MOTHRA VS.GODZILLA」など複数の海外版用タイトルが存在している。
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DVD GALLERY
●GODZILLA VERSUS MOTHRA
米国初盤DVD 1998年5月5日
Simitar Video<7474>
コードフリー、英語吹替版。ドルビーデジタル5.1chサラウンド・ドルビーデジタルモノ音声収録、チャプター付。
シネスコ(ノンスクイーズ)とスタンダードの両サイズ収録、海外87分30秒版。
ブロックノイズが多く画質はあまり良くないが、シネスコサイズ版は貴重な「GODZILLA VS THE THING」バージョン。
特典映像にはB級映画っぽいアメコミ風の文字で処理された「ゴジラ」「モスラ対ゴジラ」「怪獣大戦争」「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」「メカゴジラの逆襲」劇場(?)予告編、Trivia Game(三択クイズ)、ギャラリー・オブ・ゴジラ(平成ゴジラを中心とした静止画写真集)収録。
ちなみに、「モスラ対ゴジラ」の予告編は、「GODZILLA VS. THE THING」バージョンではなく、再公開時の「GODZILLA VS. MOTHRA」バージョン。
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●GODZILLA VS. MOTHRA
米国再発盤DVD 2002年9月17日
SONY MUSIC ENTERTAINMENT<LVD54288>
GODZILLA VS.MOTHRA/米国再発盤DVD
コード1。オリジナルモノラル英語音声と5.1chサラウンド英語音声収録。ゲームキューブ「GODZILLA DESTOROY ALL MONSTERS」プレビュー映像収録。再発盤DVDシリーズ共通メインメニュー。
左右カットのスタンダードサイズのみの収録で、シネスコサイズ「GODZILLA VS THE THING」バージョンは収録されていない。上記米国初盤DVDと同じ海外87分20秒版収録。
暗い場面でもブロックノイズはほとんど見受けられず、画質はかなり向上している。
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●MOTHRA CONTRE GODZILLA
2001年6月20日 フランス盤DVD

STUDIOCANAL<EDV29>
PAL方式・コード2。ムービングチャプター付、ノンスクイーズ・シネスコサイズ収録。
冒頭にJEAN-PIERRE DIONNET(日本特撮映画に精通している評論家?)の紹介映像収録。
本編冒頭の東宝マークはインターナショナル版だが、それ以外、クレジットタイトル含めて国内公開版と同じ。(アメリカ艦隊の攻撃シーンは挿入されていない)
日本語表記のクレジット部分にはフランス語字幕表示。エンディングマークも日本語の「終」。HiFi モノラル シネスコ 93分
フランス語音声版で冒頭にはフランス語のナレーションが入る。収録時間はPAL再生早回し84分57秒版。
国内盤DVDと比較すると発色が浅く、画質は悪い。 また、小美人(ザ・ピーナッツ)のフランス語吹替えはかなり変。
ジャケットやメインメニュー静止画には平成版「ゴジラvsモスラ」の写真が混在している。

特典映像
・フィルモグラフィー
本多猪四郎監督・ゴジラ・宝田明・星由里子・伊藤ユミ&エミ(ザ・ピーナッツ)らのフィルモグラフィー。
・映画監督&アクター、JEAN-PIERRE JACKSONインタビュー(8分12秒)
・プロダクションノーツ
静止画テキスト情報
・静止画ギャラリー
日本&海外版ポスター、ロビーカードなど8枚収録
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●莫斯拉對大恐龍
2002年<BV3340>

中国盤VCD
2枚組ビデオCD。ジャケットは1992年版「ゴジラvsモスラ」だが、収録されているのはオリジナル1964年版「モスラ対ゴジラ」。さらに裏面には1998年エメリッヒ版「ゴジラ」、1998年「モスラ3 キングギドラ来襲」の写真が掲載されているという、いかにも権利関係にいい加減な中国らしい商品だ。海外版ではなく、国内オリジナル88分30秒版。オープニングとエンディングタイトルのみシネスコサイズ収録で、本編はテレビサイズ収録。
日本語・中国語の二カ国語収録、中国語字幕付。
VHSテープをダビングしたもののようで画像はかなり悪い。海賊版の可能性が高い。
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●国内初盤DVD 
2003年4月25日
東宝<TDV-2712D>
ニュープリント・テレシネによるシネスコ(2.35:1)スクイーズ収録、本編88分30秒オリジナル版。
音声:日本語モノラル/日本語2003Remix(5.1ch)/佐原健二オーディオコメンタリー収録
字幕:日本語字幕収録
オールカラー16P解説書封入
※ジャケット帯に“虎畑万造役 佐原健二”と記載があるがこの役名は間違い。実際には万造ではなく虎畑二郎で万造は父親の名前。

ニューマスター版LDよりも発色が劣るが、解像度の高いスクイーズ仕様のDVDだけに、ラスト去り行く双子の幼虫モスラの左側に乗っている小美人もはっきりと確認できる。

松本零土のイラストを使用し、「ドラえもん/のび太の恐竜」(シリーズ第1作)と共に、1980年3月15日に再々公開(リバイバル-2)された「モスラ対ゴジラ」短縮版が特典映像として初収録。
本編上映後の休憩時間に引き続き流されたという「♪ゴジラの心は誰にもわからな〜い〜♪」という、当時録音されたゴジラの珍品主題曲もそのまま収録。ちなみに、この再々公開版は東宝チャンピオンまつり版としては公開されていない。
1970年12月19日(土)の冬休みに公開(リバイバル-1)された東宝チャンピオンまつり74分06秒版は、すでに上記「ゴジラ激闘外伝LD-BOX」に収録済みなので、「モスラ対ゴジラ」の国内劇場公開版は、これですべてソフト化された事になる。
なお、残念ながら海外版は未収録。

■映像特典
・劇場用予告篇(2分07秒) ※スクイーズ版
・1980年再々(R-2)公開短縮版 本編73分08秒版(※上映後に流れた主題歌含まず)収録
・8mm+ソノシート「モスラ アタック東京!」(4分39秒)
・東宝怪獣絵本【2】「モスラ アタック東京!」(音声+静止画)
※1972年頃、東宝より発売されていた8ミリ映画と絵本のセット、スタンダードサイズ収録。
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●GODZILLA FINAL BOX-DVD
デジパック トールケース版
2005年4月22日
東宝<TDV15001D-4>
ゴジラシリーズ30枚組完全版DVDボックス内の「モスラ対ゴジラ」。
デジパック仕様のトールケース版。
本ボックスのみのオリジナル・ピクチャーディスク仕様だが、映像内容は単品のジュエルケース版とまったく同じ。
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●GODZILLA UND DIE URWELTRAUPEN
2002年 ドイツ初盤DVD
ASTRO RECORDS & FILMWORKS

<22180>
GODZILLA VS.MOTHRA/米国再発盤DVD
PAL方式・コード2。チャプター付、シネスコ・ノンスクイーズ収録、ドイツ語音声版。

本編映像は、国内版と同じ東宝(TOHO SCOPE)マークから始まるが、クレジット部分のみ国内版と同じ嵐のシーンをドイツ語クレジット版に差し替えている。
この部分の映像がかなり退色しているので、おそらくドイツで公開された当時の映像を使用しているものと思われる。

アメリカ艦隊の攻撃シーンが挿入されているが、本編収録時間は89分11秒(ジャケット表記88分)。PAL再生早回しを考えてもかなり長い。おそらく国内オリジナル88分30秒版に海外版シーン2分46秒を挿入したものと思われる。
→ドイツ公開版タイトルはこちら
■特典映像
・ゴジラの歴史
静止画テキスト情報
・ドイツ語版予告編集
Die Rukkehr des Monster(ゴジラ84)、Der Urgigant(ゴジラVSビオランテ)、Duell der Megasaurier(ゴジラVSキングキドラ) 、Kampf der Sauriermutanten(ゴジラVSモスラ)
本編冒頭には日本語版オリジナル予告編がフル収録。
・ゴジラ映画、スタッフ&キャストプロフィール
ちなみにピクチャーディスクの写真は「ゴジラ84」。
 
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●GODZILLA UND DIE URWELTRAUPEN
2004年7月29日 ドイツ再発盤DVD
MARKETING Film
<116390>
PAL方式・コード2。 ドイツ語5.1ch・2ch音声収録、ドイツ語吹替版。
左右を少しカットしてズームし、シネスコとビスタの中間サイズにてスクイーズ収録されている。
ドイツ初盤DVDでは、オープニングクレジットはドイツ語版にまるごと差し替えられていたが、本再発盤DVDは日本語クレジット表記のまま。
※ドイツ語版オープニングクレジットは特典映像に収録されている。
国内オリジナル版に海外版シーンを挿入したバージョンだが、海外版シーンを挿入する箇所が違っている事からもドイツ独自で手を加えたものと思われる。


ドイツ初盤の収録時間は89分11秒(ジャケット表記88分)、本再発盤の収録時間は91分20秒(ジャケット表記90分)で若干長いが、これは冒頭のクレジットタイトルが尺の短いドイツ語版クレジットではなく、日本語クレジットだからだと思われる。
また、初盤ではドイツ語吹替部分が存在しない箇所は音声を消していたが、本再発盤ではドイツ語字幕が表示される。
国内盤DVDとは色調が違うが、落ち着いた映像で悪くはない。

■特典映像
・日本版オリジナル劇場予告篇
シネスコ版&シネスコとビスタの中間サイズ版2種類収録。 冒頭の東宝マークは削除、日本語テロップ有り。
また、1980年3月15日(土)に再々公開された「モスラ対ゴジラ」短縮版(※東宝チャンピオンまつり版としての公開ではない)冒頭からクレジットタイトルまでをドイツで再編集したものをJapan-Teaser(特報)として収録。
・スライドショー
本編静止画9枚収録
・アートワークギャラリー
日本を含めとした各国海外公開版ポスター、ロビーカード、メイキングスチール、LD・DVD・ビデオジャケット静止画、計52枚収録。
・海外版シーン
ノンスクイーズ・シネスコサイズ(ドイツ語吹替版)と スタンダードサイズ(英語吹替版)両収録
※本編映像内にはスクイーズにて収録。
・「モスラ アタック東京!」8mm映像
国内盤DVD収録と同じ
・ドイツ語版&英語版(GODZILLA VS. MOTHRA版)オープニング&エンドクレジット収録
・宝田明、伊藤エミ(ザ・ピーナッツ表記ではない)、小泉博、星由里子、本多猪四郎の各フィルモグラフィ
※静止画テキスト情報
・日本版オリジナル劇場予告篇集
「ラドン予告編冒頭のゴジラ+ゴジラの逆襲」「ゴジラ対へドラ」「メカゴジラの逆襲」「ゴジラ84海外版」他平成ゴジラシリーズ3本収録。
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●GODZILLA VS. MOTHRA
2004年 米国盤DVD
CineVu International/Downtown
Entertainment, inc.

<BWFD8825-9>
コードフリー、スタンダードサイズ、チャプター付、海外版(87分20秒)。
GODZILLA VS. MOTHRAバージョン海外版だが、オープニングクレジットのタイトル部分などが、一部差し替えられているが、本編映像は1998年5月5日Simitar Video、2002年9月17日SONY MUSIC ENTERTAINMENTよりリリースされた米国盤DVDのと同じ。
画像が劣っているので海賊版なのかもしれない。
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●MOTHRA VS. GODZILLA
米国再々発盤DVD
ORIGINAL JAPANESE VERSION 1964
ENGLISH DUBBED VERSION 1964
-GODZILLA VS THE THING-
2007年4月3日 Classic Media<82876-856799>

コード1仕様。「国内オリジナル版」(本編88分30秒版)と「海外版GODZILLA VS. THE THINGバージョン」(本編87分58秒)をカップリング収録した米国盤DVD。
「国内オリジナル版」はシネスコ(2.35:1)スクイーズ収録、日本語音声・英語字幕。
「海外版」はビスタ(1.85:1)スクイーズ収録、英語吹替音声のみ収録。
解像度が高いビスタスクイーズにて海外版初リリース。ワイド画面いっぱいにモスラとゴジラの激闘が味わえる。

「国内オリジナル版」は国内盤DVDと同一マスターのようだが、「海外版 GODZILLA VS. THE THINGバージョン」は87分58秒版で、既存の海外版本編87分27秒版より31秒程長い。
また、既存の海外版にあったワンシーン(6秒程)が何故か削除されている(※下記参照)。

■本DVDに収録の「海外版」にて確認された、31秒長く6秒短い編集違いシーン
○14:22〜14:30
+8秒
熊山と虎畑二郎がホテルの部屋で小美人を捕まえようとするが逃げられてしまうシーンの最後
○16:02〜16:07
+5秒
モスラの卵が台風で流されてしまった事を説明する小美人のシーン一部
○37:57〜37:59
+2秒
アメリカ艦隊がフロンティアミサイルで攻撃する海外版シーン。
※ゴジラが砲撃を受けるワンカットが復元されている。
○45:13〜45:17
+4秒
インファント島の長老(小杉義男)が、近寄ってくるシーンの一部
○52:07〜52:10
+3秒
対策本部長(藤田進)が人工雷発生装置を使ったA作戦とB作戦を説明するために、地図を指し示すシーンの冒頭
-6秒 既存の海外版73:14〜73:20付近にあった、ゴジラへの電撃攻撃が失敗し海岸方面へ移動する防衛隊のシーンが削除。
○78:31〜78:41
+10秒
ゴジラが海を渡って岩島へ行こうとする後姿のシーンから、双子の幼虫モスラがゴジラを追って海へ入っていくのを純子達が見るシーンまで。
○87:53〜87:58
+5秒
巻末に「An AMERICAN INTERNATIONAL Picture」表記
※巻末にも「An AMERICAN INTERNATIONAL Picture」と表記されるので、おそらくアメリカ公開のノーカット版とも推測されるが、何故削除シーンがあるのかは不明。

なお、2008年1月25日「ゴジラDVDコレクションI (5枚組)BOX」<TDV18015D>に封入されている特典ディスク「モスラ対ゴジラ」海外版は、2枚組限定版国内盤LD(TLL2435)と同一マスター。
「海外版 GODZILLA VS. MOTHRA」スタンダードサイズ版をそのまま流用し、LDと同一映像であるため日本語字幕も消せない。

■特典映像
・Ed Godziszewski and Steve Ryfle ※オーディオコメンタリー収録
・Akira Ifukube Biography with Tribute from Shogo Tomiyama
※スチールや若き日の写真を紹介しながら語る伊福部昭バイオグラフィー。合わせて平成ゴジラのプロデューサー富山省吾から伊福部昭へのトリビュート記事情報収録(13分)
・Slide Show of Original Movie Poster
※日本版ポスターのスライドショー(計15枚、2分39秒)
・ロビーカードやポスターをコラージュしたメインメニュー(DVDシリーズ統一フォーマット)
・チャプターメニュー付

・日本版オリジナル劇場予告編収録 ※ノンスクイーズ版
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●東宝特撮映画DVDコレクション No.2
付録DVD 「モスラ対ゴジラ」
2009年10月13日(火)
デアゴスティーニ・ジャパン

隔週刊にてリリースされているDVD付きマガジン「東宝特撮映画DVDコレクション」。

作品解説、怪獣図鑑、兵器図録、俳優名鑑、撮影秘話、資料館、川北紘一監督に訊くといった内容のA4変型マガジン(片面見開きポスター含む22ページ)に、DVDを付録としてつけたものとなる。

DVDに収録されている本編映像は国内盤DVD(TDV-2712D)と同一マスター。
本編/シネスコ(2.35:1)スクイーズ収録、88分30秒オリジナル版 チャプターメニュー付
音声/日本語モノラルのみ
特典映像として、次号予告&定期購読のご案内「三大怪獣 地球最大の決戦」オリジナル劇場予告編(2分22秒)、本DVD付マガジンシリーズガイド(6分08秒)収録

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●WATANG!
NEL FAVOLOSO IMPERO DEI MONSTRI
[MONSTERS COLLECTION KAIJU EIGA]
イタリア盤DVD
2010年11月3日
PULP video<861858PVDO>
PAL方式・コード2 チャプターメニュー付 シネスコ・スクイーズ収録
東宝DVDマスターをそのまま流用した国内公開版のみ収録(※海外版未収録)。本編オリジナル88分36秒(※早回し版ではない)。

−イタリア語吹替音声5.1ch・モノラル、日本語音声モノラル収録
−イタリア語字幕収録(ON・OFF可)

※現存するイタリア語吹替音声(劇場公開版?)を使用しているようで、吹替音声の存在しないシーンは日本語音声、イタリア語字幕となる。

■特典映像
−国内版劇場用予告篇(2分08秒)
−フォトギャラリー(本編スチール15枚)
−国内リバイバル版ポスター1枚のみ収録
−DVD制作クレジット


■「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」国内劇場用リバイバル版ポスター(340mm×240mmサイズ)封入
※素材がなかったのか、それともただ間違えただけか?日本語が読めないとしても、本編には登場しない巨大なエビがいるので絵柄をみればわかりそうな気がするが…。
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Blu-ray GALLERY
●国内盤ブルーレイ Blu-ray
【東宝特撮Blu-rayセレクション】
豪華スリーブ仕様
2010年3月19日<TBR20062D>
オリジナル原版から新たに起こしたHDマスターを使用。
色調的にはニューマスター盤LDに戻り、DVDよりも明らかに発色が良くなっている。もちろん解像度は比較にならないほど高い。
同じマスターと思われる2008年10月28日(火)日本映画専門チャンネルにて放送されたHD版と比較しても本ブルーレイ映像の方が細部の解像度が高い。 現在、オリジナルマスターに最も近いクオリティを有する映像だろう。

映像/本編88分38秒版 シネスコ(2.35:1) 1080P HD MPEG4-AVC
音声/モノラル リニアPCM・2003Remix5.1ch ドルビーTrueHD・オーディオコメンタリー(ドルビーデジタル)佐原健二
字幕/日本語字幕
・ポップアップメニュー
・本編再生中に最大50箇所のブックマークを設定できるマイ・ブックマーク機能付

■特典映像
・劇場用予告編(2分08秒)【HD画質】
・1980年再々(R-2)公開短縮版「モスラ対ゴジラ」(HDブローアップ※チャプター付)
 本編75分09秒版(※上映後に流れた主題歌含む)

・「モスラ アタック東京!」8mm+ソノシート(4分42秒)
DVD収録のものと同じ
・東宝怪獣絵本【2】「モスラ アタック東京!」(音声+静止画)【HD画質】
DVD収録のものと内容は同じだが、HD画質で収録されているのでグラビア写真のように高精細。
・ゴジラ 造型の世界(28分25秒)【HD画質】※初収録
円谷英二の生まれ故郷でもある福島県須賀川市に工房を持つ、ゴジラのガレージキットやフィギュア造形の第一人者である酒井ゆうじ氏にゴジラ造形の魅力について聞く。
・スナップで観る特撮の現場【静止画・HD画質】※初収録
モノクロなのが残念だが貴重なメイキングスチール65枚収録※解説テロップ一部有り
・モスラ対ゴジラ バトルスケッチ集【静止画・HD画質】※初収録
モスラとゴジラをどのように闘わせるか、アイデアと構想を練ったモノクロラフスケッチ16点収録。翼チョップ、ダイナマイト・キッス(キック?)、脳天逆落し、ドロップキック、ポラリス攻撃、ハリケーン攻撃といったネーミングが楽しい。また、成虫モスラが糸を吐く蜘蛛巣攻撃などは、設定が間違っているからだろうがスケッチの横に×印があるのが面白い。なお、マッハ3翼チョップなどのように宣材にそのまま使われているネーミングもある。
・オーディオ・コメンタリー(佐原健二)
DVD収録のものと同じ
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VHS GALLERY
●初版VHS 
完全版VHS<TG0847-V>
※短縮30分版VHS<TG0471-V>
1983年(?)東宝
●再発版VHS
1989年12月1日
東宝<TG4013>
●ニューマスター版VHS
1991年12月1日
東宝<TG4290>
83年という古いリリースにも関わらずシネスコノーカット完全版。
※他に30分短縮版もリリースされていた。
特殊美術スタッフによるイメージイラスト版。
バヤリースとのタイアップポスターでも有名なイラスト
 
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特撮未使用フィルム大全集
●特撮未使用フィルム大全集
1986年 東宝<TC1380>
東宝特撮映画の未使用フィルムを集めた60分ビデオ。「ゴジラ激闘外伝BOX」の特典映像にも、国内盤DVDにも収録されていない「地球最大の決戦」でキングギドラが空中から都市破壊する編集前のロングフィルム、破壊した都市をバックに飛び去っていく未使用シーンなどが収録されているロングバージョン未使用フィルム集。
※上記、飛び去るキングキドラの未使用シーンは「三大怪獣 地球最大の決戦」国内盤ブルーレイの特典映像に新収録。
また、「地球防衛軍」の撮影スナップ、「キングコング対ゴジラ」の大蛸のテスト撮影版フィルムなど、本ビデオでしか見られないNGフィルムが多数収録されている。
故本多猪四郎監督インタビュー、ナレーター水野久美、未使用フィルムしおり/解説書付。結構レア…。
※2008年2月22日 「ゴジラDVDコレクションU(7枚組)BOX」<TDV18050D>の特典ディスクとしてDVD化(同一マスター使用)
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海外版 VHS-GALLERY
●VHS 1989年
Paramount Pictures Corp
VHS 1998年4月7日
Simitar Video
●VHS 1998年4月7日
Simitar Video
●VHS 1998年4月7日
Simitar Video
●VHS 1989年
Paramount Pictures Corp.
スタンダードサイズ
スタンダードサイズ
スタンダードサイズ
予告編集
スチールギャラリー収録
< コレクターズ版>
シネスコサイズ
「GODZILLA VS THE THING」バージョン
スタンダードサイズ
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SOUNDTRACK-CD GALLERY
●ゴジラ生誕40周年記念
ゴジラ大全集4
「モスラ対ゴジラ」
オリジナル・サウンドトラック
1993年12月22日
東芝EMIユーメックス
<TYCY-5348>
●ゴジラ生誕50周年記念 ゴジラ・サウンドトラック
パーフェクト・コレクション BOX-1
「モスラ対ゴジラ」<G-004>

「モスラ対ゴジラ」完全版サウンドトラックCD。東宝怪獣映画選集6「宇宙大怪獣ドゴラ」の巻末に「ゴジラシリーズ、別テイク集 他」として収録されていた本編未使用テイク「メインタイトル(M1テイク1)」「小美人のテーマ(M5テイク1)」も収録されている。
また、海外版シーンの為の編集曲「Attack to the Dune(海外版M1)」「The Invulnerable Monster(海外版M2)」の2曲も本ディスクのみに収録されているボーナストラックだ。
東宝マークからメインタイトル、そしてスタッフ・キャストへとなだれこんでいくあの東宝特撮怪獣映画のオープニングは、今見ても、当時とまったく変わらない高揚感を覚えさせる。

「モスラ対ゴジラ」のメインタイトルバックはゴジラの表皮(当初の設定では、キングコングと闘った時に折れた牙だった)。本編中、見習い新聞記者の純子(星由里子)が台風一過の倉田浜干拓地で見つけるものだが、金子修介監督が「ゴジラ・モスラ・キングギドラ/大怪獣総攻撃」のオープニングで、東宝特撮怪獣映画にオマージュを捧げていた。

歴代ゴジラ一覧 →作品順に並べたジャケットはこちら
「モスラ対ゴジラ」画像比較はこちら→
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