続・夕陽のガンマン THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY
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●「名無し」シリーズ最終作はマカロニ・ウェスタンの超大作。

「名無し」シリーズ最終作「続・夕陽のガンマン」。1967年12月の国内劇場公開時のタイトルには、「地獄の決斗」というサブタイトルがついていたが、このいかにもマカロニ的な邦題は、その作風の違いからかビデオ化の際に削除された。

前作までのように原題にDOLLARS(ドル)という語句はなく、一見、シリーズ物としての統一性は無いように見受けられるが、時代的には「荒野の用心棒」の前作にあたり、イーストウッドのキャラクターは同じ(…ように見える)。有名なシークエンスだが、当初白いロングコートを着ていたイーストウッドが、南軍の死にかけた兵士にその白いコートをかけ、脇にあった薄汚れたポンチョに着替える、おなじみの「名無し」誕生シーンも見られる。

「THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY/善玉、悪玉、卑劣漢」という原題からもわかるように、この映画は3つのキャラクターそのものが主役。
善玉と卑劣漢は金儲けの為、時として手を組み、時として裏切る、予断を許さないコンビ。そしてその善玉と卑劣漢コンビに、さらに凄腕の殺し屋である悪玉がからみ、降って湧いた20万ドルのお宝をめぐり、三者三様、虚々実々の駆け引きが繰り広げられていくのだ。
クライマックスは墓地の真っ只中、円形上の広場で迎える3つ巴の三角決闘。場を盛り上げる効果的な音楽、短いカットつなぎの編集とジリジリとタメてタメまくる演出の妙は、まさに西部劇史上に残る名決闘シーンといわれている。ちなみに、この三角決闘に影響を受けたのがタランティーノやジョン・ウー。後の彼らが好んで使う手法ともなる。

本作では、「夕陽のガンマン」で強烈な印象を残したリー・ヴァン・クリーフに加え、イーライ・ウォーラックが卑劣漢としてマカロニ・ウェスタン初登場。20万ドルのお宝を手中に納めるために、あの手この手で映画を盛り上げる。 映画後半はイーストウッドとウォーラックの20万ドルを求めてのロードムービー風の趣が強くなり、クリーフの出番は少なくなる。

名無しシリーズでは最高の160万ドルの製作費をかけた超大作であったが、マカロニファンからの評価は決して高くはなかった。前作までのドロ臭くかつ小気味よいアクションとド派手なガンファイトを期待したマカロニファンは、まず2時間42分(162分)というその上映時間の長さに閉口し(イタリア公開完全版は175分、2時間55分)、本場アメリカ西部劇風なその作りと枝葉のエピソードの多さから感じる散漫さに、これはマカロニ・ウェスタンではないと批判した。
しかし、セルジオ・レオーネのアメリカ映画への憧憬は変らず、その後も「ウエスタン」「夕陽のギャングたち」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」といった作品を創り続け、その映像作家としての独自性を確立していく事となるのであった。(2002.12.23※2009.12.13一部加筆)

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LD GALLERY
●国内初盤LD テレビサイズ版
1982年ワーナー<10JL-99225>
サイド1が52分16秒、サイド2が45分54秒、サイド3が57分13秒。冒頭の著作権表示+ワーナーホームビデオマーク21秒とUAマークオープニングクレジットの27秒含めた(エンドタイトルが終わってからの音楽も収録)合計155分23秒収録版(ジャケット表記155分)。
アメリカ・日本等で公開されたインターナショナル162分カット版。収録時間が短いのはPALマスター早回しの為。
当時リリースされたユナイテッド・アーティスツ映画のビデオ・LDで多く使われていた、UとAの文字がつながった立体的なシルバーのロゴが音楽とともに横から正面にゆっくりと動くオープニングカンパニーロゴ収録。
ジャケット裏面の解説は英語表記のため別刷の日本語解説書付。今では貴重なテレビサイズ版。
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米国MGM盤ワイド版LD 国内ニューマスター盤ワイド版LD
●米国盤LD
ワイドサイズ版
1990年 MGM/UA Home Video
<ML101739>
●国内ニューマスター盤LD
ワイドサイズ版
1993年10月25日
ワーナー
<NJL-51739>
●米国再発盤LD
ワイドサイズ版
1998年11月3日
MGM/UA Home Video
<ML106729>
サイド1が54分28秒、サイド2が57分05秒、サイド3が50分55秒。
冒頭の著作権表示+ワーナーホームビデオマーク24秒とMGM/UAとUAマークの合体バージョン(UAマークには横ラインが入る)のオープニングクレジット21秒含めた合計162分28秒収録版(ジャケット表記162分)。
アメリカ・日本等で公開されたインターナショナル162分カット版。
冒頭のUAマーク以外はDVDと同内容。
サイド4がフルCAV仕様。巻末に特典映像としてイタリア公開版未公開シーン集、オリジナル劇場予告篇初収録。
本編合計162分28秒収録版(ジャケット表記162分)。
アメリカ・日本等で公開されたインターナショナル162分カット版。
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DVD GALLERY
●国内初盤/特別版DVD
1999年7月2日
ワーナー
<DL-51465>
●国内再発盤DVD
2000年5月1日
20世紀フォックス
<GXBA-15813>
英語版クレジットタイトル、シネスコスクイーズ収録、チャプター付。
英語音声、日本語字幕収録。
静止画メニュー付で米国盤と同仕様。
本編は光り輝くUNITED ARTISTSマークのオープニングから、エンドタイトルが終わってからの音楽(42秒)も収録されている162分28秒版(ジャケット表記は162分)MGM共通バージョン。
アメリカ・日本等で公開されたインターナショナル162分カット版。

●特典映像ギャラリー
・オリジナル劇場予告編(ノンスクイーズ)
※英語版予告編では、トゥーコが“THE BAD 悪玉”、エンジェルが“THE UGLY 卑劣漢”となっている。
・イタリア公開版未公開シーン集(ノンスクイーズ※ジャケットには約15分と表記されているが正確には12分03秒※実測)
・プロダクション・ノート(静止画文字情報)
・マカロニ・ウェスタンについて(静止画文字情報)
国内での権利が20世紀フォックスに移行した為の再発盤。左記国内ワーナー盤DVDとはジャケット違いのみでメニュー画面、イタリア公開版未公開シーン集(ノンスクイーズ収録)含めて同仕様。
アメリカ・日本等で公開されたインターナショナル162分カット版。
●7つの未公開シーン(合計12分03秒※実測)
1. セテンサ※別名エンジェル・アイ(クリーフ)が南軍の砦を訪れるシーン(4分16秒)
2. トゥーコ(ウォーラック)が、ブロンディー(イーストウッド)を砂漠でいたぶるシーン(2分15秒)
3. トゥーコとブロンディーが南軍の検問を受けるシーン(1分32秒)
4. 同じくトゥーコ、ブロンディーが馬車で戦いの跡地を走るシーン(42秒)
5. ブロンディーがセテンサの仲間の一人を撃ち殺すシーン(1分40秒)
6. トゥーコ、ブロンディーと北軍の隊長との会話(58秒)
7. 瀕死の隊長と橋の爆破準備をするトゥーコ、ブロンディーのシーン(40秒)
※詳細はアルティメット・エディション版参照→
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●THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY 
英国盤DVD 2000年2月7日
MGM Home Ent. (Europe) Ltd.
<15813DVD>
PAL方式・コード2。シネスコスクイーズ収録・チャプター付。
音声/英語
字幕/英語・難聴者向け英語・オランダ語収録
メインメニュー画面内にトカゲがチョロチョロと動く英国盤名無しシリーズの共通メニュー。
国内盤・米国盤DVDと基本的に同内容。
アメリカ・日本等で公開されたインターナショナル162分カット版。再生スピードが早いPALマスター156分版となる(ジャケット表記は154分)。
特典映像として「オリジナル劇場予告編」「イタリア公開版未公開シーン集」(ノンスクイーズ)収録。
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●IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO
イタリア盤DVD 2001年
CVC <DS02S303>
PAL方式・コード2。イタリア公開175分収録。イタリア語版クレジットタイトル、シネスコスクイーズ収録。チャプター付。
イタリア公開版のみのシーンも本編に続きスクイーズ収録されている。PALマスター早送り167分09秒収録版(ジャケット表記168分)。

音声/イタリア語(オリジナルモノとデジタルサラウンド5.1ch)
特典映像としてイタリア版劇場公開予告編、イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック、セルジオ・レオーネのバイオグラフィー収録。
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●THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY
米国盤DVD 2001年7月5日
MGM<906729>
(単品/BOX版同時リリース)
英語版クレジットタイトル、シネスコスクイーズ収録、チャプター付。
音声/英語・フランス語・スペイン語
字幕/英語・フランス語・スペイン語収録
基本的に国内盤DVD と同仕様。
アメリカ・日本等で公開されたインターナショナル162分カット版。
米国盤のみ4ページ見開きカラー解説書付(解説書の表紙の写真が逆版)。
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●EL BUENO, EL FEO Y EL MALO
スペイン盤DVD 2004年5月25日
filmax HOME VIDEO<79240>
PAL方式・コード2
音声/スペイン語、イタリア語ドルビーデジタル2.0ch
字幕/スペイン語字幕
シネスコスクイーズ収録、チャプター付。20ページオールカラー解説書&スペイン劇場公開版オリジナルポスター(B4サイズ)封入。
カンパニーロゴ表記無し(いきなり本編から始まる)、スペイン語版クレジットタイトル。
PALマスター早送り153分04秒収録版(ジャケット表記150分)。
インターナショナル162分カット版よりさらに3分程カットされているスペイン公開版。


■カットされているシーン
・ブロンディーに捨てられたトゥーコ(ウォーラック)が仕返しをするため仲間を引き連れ、ブロンディー(イーストウッド)の泊まっているホテルの部屋に忍び寄るシークエンス内数カット。
・ビル・カーソンになりすましたトゥーコとブロンディーが北軍に捕まり、これまた北軍の軍曹になりすましたエンジェル(クリーフ)の命令により拷問を受けるシークエンス内約2分弱。

●特典映像
・スタッフ紹介(静止画情報)
・キャスト紹介(静止画情報)
・イタリア公開版未公開シーン集(ノンスクイーズ収録)
・セルジオ・レオーネ、イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォーラックのバイオグラフィー(静止画情報)
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●国内盤DVD アルティメット・エディション版
2004年11月5日
20世紀フォックス<GXBU-15813>
イタリア公開版にのみ存在し、インターナショナル版収録のソフトでは主に特典映像として収録されていた7つの未公開シーンと、今回新たに発見された未公開シーンを含めて、一本の作品としてまとめ上げた178分28秒完全版収録のアルティメット・エディション版。
イタリア語版しか存在していなかった未公開シーンの音声は、イーストウッドとウォーラックが吹替を新録(故リー・ヴァン・クリーフの吹替はサイモン・プレスコットが担当)。
日本独自の仕様としては、山田康雄(イーストウッド)、納谷悟朗(クリーフ)、大塚周夫(ウォーラック)による吹替音声が初収録(※1975年4月27日に放送された日曜洋画劇場版)。
"ライオンが吼えるMGMマーク"オープニング。エンドタイトル後に流れていた音楽(42秒)の黒画面部分に本完全版"EXTENDED ENGLISH-LANGUAGE VERSION"用の製作クレジットを表記。さらに"ライオンが吼えるMGMマーク(静止画)"が最後に収録。
■完全版として収録されたシーンと特典映像に収録の未公開シーン
●38:15
〜41:31
(3分16秒)
本DVDにて初収録された未公開シーン。
イタリアでのプレミア上映時には存在していたが、その後何らかの理由でカットされた、通称"岩屋シーン"。
ブロンディー(イーストウッド)に捨てられたトゥーコ(ウォーラック)がアジトとおぼしき洞窟(岩屋)で、ブロンディーに復讐するため、かつての仲間を甘い儲け話でそそのかすシーン。 ブロンディーの泊まっているホテルに現れたトゥーコに仲間がいるのは、実はこのシーンで説明されていたのだ。
ブロンディーにあっけなく仲間を殺されるトゥーコだが、最初から仲間をオトリとして利用するつもりだった事が容易に想像できるシーンでもある。
英語版では現在のイーライ・ウォーラックが自身の声を吹替えている (声のトーンが変わるのがわかる)。
●49:35
〜53:51
(4分16秒)
セテンサ※別名エンジェル・アイ(クリーフ)が、20万ドルのお宝をネコババしたジャクソン(偽名ビル・カーソン)を探すため、南軍の砦を訪れるシーン。
冷酷で無慈悲なエンジェルが戦争で傷ついた兵士達の惨状を見て、一瞬憐れみの表情を示す貴重なシーン。本作の根底に流れる戦争という暴力の悲惨さが描かれているシーンである。
これはマカロニ・ウェスタンの過剰な暴力描写への批判に対するレオーネ監督の答えなのかもしれない。
ちなみに、故リー・ヴァン・クリーフの吹替えはサイモン・プレスコット。顔の骨格が似ると声も似てくるので、顔が似ている事を基準に吹替声優を選ぶといわれているが、特典映像内のサイモン・プレスコットのスチールを見る限り、かなりクリーフに似ている。
●53:52
〜尺不明
※特典映像未公開シーンに収録
「南北両軍陣営の中間に位置するテキサスの町"ソコロ"でのシークエンス(再現版)。
紛失したか盗まれたかで、今では見る事ができない失われたシーンだが、現存する素材(一部映像、静止画と文字情報)を用いて再現された。
上記、エンジェル(クリーフ)が、南軍の砦を訪れるシーンのすぐ後に挿入されていたもので、ブロンディーを探すトゥーコ(ウォーラック)が、女としけこんでいたブロンディー(イーストウッド)にまたもやだしぬかれるシーン。
この後、焚き火を手がかりにブロンディーの後を馬で追うトゥーコのシーンへとつながる。
●1:02:30
〜1:04:45
(2分15秒)
ブロンディー(イーストウッド)の顔が火傷で水ぶくれとなり、トゥーコ(ウォーラック)が砂漠で水を欲しがるブロンディーをいたぶるシーン。
トゥーコの卑劣漢キャラを強調しているシーンだが、この後、20万ドルが隠されている墓の名前を知ったブロンディーに対してコロッと優しくなるトゥーコの可笑しさが、このシーンがある事によって増すように感じる。
●1:13:29
〜1:15:01
(1分32秒)
トゥーコ(ウォーラック)とブロンディー(イーストウッド)が南軍の検問を受けるシーン。
トゥーコが死んだビル・カーソンになりすまし、殺すつもりだった瀕死のブロンディーを救おうとしている状況と、勝手に馬車を使い伝道所へ向かう事を説明するシーンとなる。
●1:29:16
〜1:30:02
(42秒)
トゥーコ(ウォーラック)、ブロンディー(イーストウッド)が馬車で南北戦争の跡地を走るシーン。
短いシーンだが、エンジェルが南軍の砦を訪れるシーン同様、戦争の悲惨さが描かれているシーン。
無口なブロンディーに台詞があり、現在のイーストウッドが自身の声を吹替えている。貴重な未公開シーンが多数収録されているフランス語版予告編にもこのシーンの一部が収録されている。
●1:41:52
本編収録インターナショナル版(5分09秒)
全長版(7分)※特典映像未公開シーンに収録
エンジェル(クリーフ)とウォレスによるトゥーコ(ウォーラック)への拷問シーン全長版。
フィルムの損傷が激しく修復不可能だったため特典映像として収録。本編収録分(インターナショナル版)の該当シーンよりも1分51秒長い全長版となる。
暴力描写の規制に厳しいアメリカなどではこういう無駄に長い拷問シーンは完全にNGだろう。レオーネ監督のしつこい演出は、人によって好みの分かれる所である。
●1:51:27
〜1:53:07
(1分40秒)
ブロンディー(イーストウッド)がエンジェル(クリーフ)の仲間の一人を撃ち殺すシーン。
インターナショナル版では、エンジェルに突然仲間が現れるが、実はエンジェルの仲間6人が物影に隠れていて、二人の後をつけていた事がわかるシーンでもある。
イーストウッドにとっては見せ場だが、近寄ってくる足音だけで、ブロンディーが問答無用的に人を殺してしまうように見えるためカットされたと推測する。(スロー再生で見ると、撃たれた男は銃を持っているようなのだが、非常に判別しにくい。)

ちなみにジョン・ウェインをはじめとする当時の西部劇では、ヒーローは敵が銃を抜いてから撃つべしという暗黙のルールがあった。 (イーストウッドは後日、この事に関して、"敵が銃を抜いてから撃つのはどう考えてもおかしい"とコメントしている。)
また、ホテルでのブロンディーとトゥーコの仲間との銃撃戦で、銃が撃たれ人が倒れる描写がカット割り無しで1画面で同時に収められているが、これは当時のアメリカ映画ではタブーだった事がコメンタリー(リチャード・シッケル)にて語られている。
●2:14:50
〜2:15:48
(58秒)
トゥーコ(ウォーラック)、ブロンディー(イーストウッド)と、酔っ払っている北軍の隊長との会話の一部。
愚かで馬鹿馬鹿しい戦争を揶揄している北軍の隊長の台詞の一部がカット。特に二人の名前を聞こうとして、「Names don't matter. 名前は重要ではない」と言う何気ない台詞は戦争という大量虐殺の虚しさをストレートに伝えているのだが、あえなくカットされている。
●2:26:57
〜2:27:37
(40秒)
瀕死の隊長が痛みに耐えるシーンと、トゥーコ(ウォーラック)、ブロンディー(イーストウッド)が橋に爆薬を仕掛けるシーンの一部。
トゥーコ、ブロンディーに台詞も無く、カットされてもそれほど影響があるシーンでもない。
■本編ディスク: 映像/本篇178分28秒版(ジャケット表記178分)
シネスコ(2.35:1)・スクイーズ収録/メニューチャプター付
音声/英語5.1chDTS・英語5.1chサラウンド・日本語モノラル(山田康雄吹替※計約94分収録)・イタリア語モノラル・音声解説(映画評論家リチャード・シッケル)収録
※リチャード・シッケル(Rchard Schickel)は、「ライフ」や「タイム」の映画批評を担当していた有名なジャーナリスト。1973年にはアメリカでつくられたテレビシリーズ「The Men Who Made the Movies」の製作・監督・脚本を担当し、その中の一篇でもあったヒッチコック編が「ヒッチコック・アンソロジー」として国内LDリリースされている(詳細はこちら→)。
字幕/日本語・英語・音声解説用日本語収録
■特典ディスク: -メインキング1:レオーネの西部劇(19分55秒)
・映画評論家リチャード・シッケル、プロデューサーのアルベルト・グリマルディ、イースウッド、ウォーラック等が語るマカロニ・ウェスタン誕生秘話
-メインキング2:レオーネの作風(23分48秒)
・上記と同じくインタビュー形式で語られるレオーネ監督の演出スタイルについて
-ドキュメンタリー1:「南北戦争の真実」(14分24秒)
・映画の背景にある南北戦争についてのドキュメンタリー
-ドキュメンタリー2:「復活した完全版」(11分09秒)
・奇跡の完全版復活について
-モリコーネの音楽と「続・夕陽のガンマン」(7分48秒)
映画音楽史研究家ジョン・バーリンゲームによるモリコーネの音楽性分析
〜映画音楽史研究家(ジョン・バーリンゲーム)が語るモリコーネの音楽性
(12分38秒) ※英語音声のみ(対訳書封入)
・モリコーネの音楽について詳細に解説
-未公開シーン集(10分19秒)
・トゥーコの拷問シーン(全長版)
・テキサスの町“ソコロ”でのシークエンス(再現版)
(上記完全版として収録された未公開シーン参照)
・フランス語版予告編(3分31秒※シネスコ・ノンスクイーズ収録)
※DVDではフランス語版予告篇は未公開シーン集内に収録

(上記未公開シーンに収録されているテキサスの町“ソコロ”での失われたシーンの一部映像や、その他未公開、別アングルシーンなどが多数含まれている貴重な予告編)
-ポスター・ギャラリー※DVDのみに収録
・各国の劇場ポスター8種類収録
-オリジナル劇場予告編(3分21秒)
※英語版予告編では、トゥーコが“THE BAD 悪玉”、エンジェルが“THE UGLY 卑劣漢”となっている。
-隠しコマンド(※4種)
1.メニュー上の「メインキング1:レオーネの西部劇」を選択した状態で左の矢印キーを押し、保安官バッジのアイコン表示選択でウォーラックのインタビュー(40秒)
2.上記保安官バッジのアイコン表示選択状態で下の矢印キーを押し、ブロンディー(イーストウッド)のアイコン表示選択でイーストウッドのインタビュー(44秒)
3.上記ブロンディー(イーストウッド)のアイコン表示選択状態で下の矢印キーを押し、大砲のアイコン表示選択でイーストウッドのインタビュー(11秒)
4.上記大砲のアイコン表示選択状態で下の矢印キーを押し、金貨のアイコン表示選択でイーストウッドのインタビュー(60秒)
※メニュー一番下の「MGMタイトルプロモーション」選択した状態で左の矢印キーを押しても選択可能。
-MGMタイトル・プロモーション(MGMタイトルハイライト集)※DVDのみに収録
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●国内盤DVD アルティメット・コレクション版
2006年8月23日
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント<TMUC-51360>
MGMがソニーに買収された事により権利が移管し、ソニー・ピクチャーズよりリリースされたアルティメット・コレクション。
上記20世紀フォックス版アルティメット・エディションDVD(GXBU-15813)と違う点は、デジパックケースが通常のプラスティックケースに仕様変更され、ピクチャーディスクの絵柄が変更されている事。
映像・音声に関しては、「夕陽のガンマン」は音声収録内容がグレードアップされていたが、「続・夕陽のガンマン」は本編・特典映像ディスクともメニュー画面含めてまったくの同内容となる。

また、映画音楽史研究家(ジョン・バーリンゲーム)が語るモリコーネの音楽性の対訳書もタイトルのみ変更してほぼそのままのものが封入。劇場ポスター復刻カードセットは未封入となる。
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Blu-ray GALLERY
●国内盤ブルーレイ[Blu-ray]
2009年8月28日
20世紀フォックス<MGXA-15813>
上記20世紀フォックス版アルティメット・エディション(GXBU-15813)、ソニー版アルティメット・コレクション(TMUC-51360)と同内容の本編と特典映像を1枚に収録したブルーレイ・ディスク。
本編映像は、クレジットタイトルの赤と白のコントラストからして、DVDとは全くの別物といっても良い程の高画質感。人物の暑苦しいアップと荒涼としたシュールなワイド画面も鮮明で鮮やか。やや甘い印象を受けるが、フィルムグレインが目立たず、スッキリして滑らかなイメージだ。
特典映像は、DVDと同じSD画質だが、字幕がクッキリと表示されて見やすい。
映像/本篇178分28秒版(ジャケット表記178分) HDワイドスクリーン(シネスコ2.35:1) 1920×1080P MPEG4-AVC
トップメニュー・ポップアップメニュー/チャプター付
音声/英語5.1chDTS HD マスターオーディオ・日本語5.1chDTS(山田康雄吹替※計約94分収録)・音声解説(映画評論家リチャード・シッケル)収録
字幕:日本語・英語・音声解説用日本語収録
■特典映像(基本的にアルティメット・エディション国内盤DVD<GXBU-15813>と同内容だが、※赤文字部分の違いあり。)
-メインキング1:レオーネの西部劇(19分55秒)
-メインキング2:レオーネの作風(23分48秒)
-ドキュメンタリー1:「南北戦争の真実」(14分24秒)
-ドキュメンタリー2:「復活した完全版」(11分09秒)
-モリコーネの音楽と「続・夕陽のガンマン」(7分48秒)
-映画音楽史研究家(ジョン・バーリンゲーム)が語るモリコーネの音楽性(12分38秒)
※英語音声のみ(対訳書封入)
-未公開シーン集(10分19秒)
・トゥーコの拷問シーン(全長版)
・テキサスの町“ソコロ”でのシークエンス(再現版)
-予告編集
・オリジナル劇場予告編(3分21秒)
・フランス語版予告編(3分31秒※シネスコ・ノンスクイーズ収録)
※ブルーレイではフランス語版予告編は予告編集内に収録

(未公開シーンに収録されているテキサスの町“ソコロ”での失われたシーンの一部映像や、その他未公開、別アングルシーンなどが多数含まれている貴重な予告編)
-隠しコマンド(※4種)
1.メニュー上の「本編を再生」を選択した状態で上の矢印キーを押し、銃のアイコン表示選択でウォーラックのインタビュー(40秒)
2.音声・字幕メニュー→音声→日本語5.1c DTSを選択した状態で上の矢印キーを押し、銃のアイコン表示選択でイーストウッドのインタビュー(44秒)
3.音声・字幕メニュー→字幕→吹替用字幕を選択した状態で上の矢印キーを押し、銃のアイコン表示選択でウォーラックのインタビュー(11秒)
4.特典メニュー→未公開シーン集→“ソコロ”のシークエンス(再現版)を選択した状態で上の矢印キーを押し、銃のアイコン表示選択でウォーラックのインタビュー(60秒)
ポスター・ギャラリー、MGMタイトル・プロモーションはブルーレイ未収録
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